<質問>
質問したいことは天候と神様は関係しているのかということです。
以前天災は読めないとのことでしたので、関係ないと思いますが、昔だと空に神様がいるような考え方(雨乞い等)をしていたし、雷を見ると雷様を思い浮かべるので知りたいです!
質問者さま、ありがとうございます~自分からの回答は、以下の通りです(´ー`)
<答え>
天候と神様、関係しております。
神様の存在は、すこし前の記事で書かせてもらった通り、「概念」に近く、
「概念」である以上、みる人・感じる人、捉え方も人によってさまざまです。
その中で、ある神様は神様の存在を
「自然の摂理、揺るぎない法則」
とおっしゃっていた神様もいらっしゃいました。
(これも紛れもない、神様の一面だと思います)
神様の名前、『ご神名』そのものが自然の現象を表したものが多いですよね。
サンサンと輝く太陽は天照。
静かに光を放つ、月読。
燃え盛る炎は、火須勢理。
海の上・中・底は、上津綿積、中津綿積、底津綿積。
風は、息吹。
早瀬は、瀬織津。
昔は雷神の化身と呼ばれていた、菅原道真様。
天候とは少し離れてしまいましたが(;´∀`) ・・・まぁ、こんな感じで自然の現象を呪で縛ったもの、またはその神様の御力で表せられる自然現象・・・・そこに「個性」が合わさり、「ご神名」が出来あがり、神様が存在する。
これも立派な、神様の成り立ちの一面。
ここまで来ると、「天候と神様は無関係」とは言い切れません(´ー`)
『天災を読めない』
とはまた別の解釈があって、同じベクトルでは語れない話です。
自然現象そのものや、その現象が引き起こす被害など、神様がきっちりコントロールできるかと言えば、、、それもまた違います。「神様」はあくまでも「神様」であって、「ゴッド」ではない・・・・『万能』ではございません。
だから、古来より日本人は自然災害に対して
「祈りはするけど、身は預ける。結果は恨まない。」
その為、神社では決まった季節に決まった内容で、
「神様を癒し、慰撫し、喜んで頂く」
という『お祭り』がどの神社でも厳粛に行われているのではないでしょうかね(´ー`)
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