つい先日、久々に雨が降りまして。
小降りで終わるかと思いきや、そこそこの大降りに。
あの時の地面の匂いが好きで好きで、どこか懐かしく・・・・調べてみたら、ゲオスミンとか、ジェオスミンとか呼ばれる物質が云々、かんぬんで、、、、、読み進めると、どうやら泥の中で生きるナマズや鯉の独特の臭いもこれと同じくして・・・・・だとか(^_^;)
まさしく、生まれ育った所は田舎のそこいら中に田んぼがある場所でしたからねぇ。。。。懐かしいのも、無理はない(苦笑)
でも春や初夏の夜の薫りや、草木の匂いを嗅ぐと、「あぁ、生きてるんだなぁ~」なんて自然と思えてしまう、特に「たきぎの薫り」って言うんですかね、あれを嗅ぐと心がわしづかみにされてしまいまして、、、、、焚き木の芳香剤とか売ってないんですかね。あれだけで幸せになれる気がする(^^)
焚き木の香りで何故、幸せになるかというと・・・・
一番、心がリラックスしてた時を思い出すからです。若い頃、職人として働いててですね。一番、下っ端の自分は冬の現場が終わると良く可愛がってくれた方々が戻る前には、事務所のドラム缶で火をおこして皆の帰りを待っていました。あ~懐かしい・・・・。
(皆、早く帰って来ないかなぁ~ビールが飲みたいなぁ~)
あの時は、不安も恐怖も一切なくて、ただただ若かったんでしょうね。今と違った希望でいっぱいの毎日でした。
まぁ、この話をし出すとこれで終わるので。
突然、話が変わりますが!今日は先日の日記でお約束していた、『宮中の秘事』について!(笑)
今度、一般公開にあわせて自分も観に行く予定なんですが、「大嘗宮(だいじょうきゅう)」の主役の舞台、
「悠紀殿(ゆきでん)」「主基殿(すきでん)」
この二殿の密室の中で、何がどう行われているかという内容を紐解けば、その手がかりはこの二殿の中身にある祭具の配置や役割から追求していくしか方法はありません(^_^)
ちょいとネットから拝借。
「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」は、まったく同じ構造の建物でして日付けが変わる正午前に天皇陛下は悠紀殿に入られ、神膳供進と共食儀礼を行う。
神膳供進とは、竹でできたお箸を使って天皇陛下が直接、神様にお供えをします。
そして500回以上、箸を運んだ後に、今度は共食儀礼(神様と一緒にお供え物を食す)を行い、神と一体となる。
これを同じ作法で、日付けが変わった後、0時をまたいで2回繰り返す訳ですね~
ここで、一番大切なポイントは。。。。。
この絵の中に書かれております、
『神座(かみざ)』
これは読んで字のごとく、神様が鎮座される座に違いないのですが、この「神座」の「使い方」なんです。
折口 信夫(おりくち しのぶ)先生は、日本の民俗学者であり、また詩人・歌人として深い造詣を持たれた方で柳田国男氏とも交流があり、神職養成学校でもある國學院大學の教授までされた、そりゃー偉い偉い方でもございます(´д`)
昭和5年には自らの研究の集大成である「大嘗祭の本義」を発表され、
○ あの神道の大家とも云える大先生、折口信夫先生が発表した
に付け加え、
○ 皇室秘事中の秘事、さらに調べ上げるには畏れ多い
との理由で、永年にわたり定説となっていました。
・・・・ある方の論文発表の前までは。
この折口先生の説「真床覆衾」論・・・・忙しい人の為に、かなりかいつまんで話をすれば、
● 「神座」=「寝具」を天孫降臨神話で瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)がくるまって地上に降り立ったとされる「真床覆衾(マドコオフスマ)」に見立て、天皇が布団にくるまる儀式
●「天皇霊」という概念を確立させ、天子様の御身体は、「魂の容れ物」であるとし、「天皇霊」を受け入れることで完全な天皇として「復活」を遂げる
今で言えば、『超スピリチュアル的な思考』でまとめたものでした。
これには当時の神道界隈はおったまげたに違いありません!
(しかも大先生の発表だし・・・・)
誰も異議を唱える方もいらっしゃらなかった、、、否、出来なかったのではないかと推測できます(^^)
また、不敬の禁を犯してでも研究者の中では今までにさまざまな研究がなされ、
● 神座を「神様の寝床」と捉え、一緒に添い寝することによって合一をはかったのではないか
● 殿には采女(さいめ:天皇や皇后に近侍し、食事など、身の回りの雑事を専門に行う女官)が同席する。采女と性的な儀式を執り行うのではないか
などとの説もありましたが、さらなる研究を重ね、
「違う、違う。君たち、全然違うよっ!」
との論文を発表し、「平成大嘗祭論争」を巻き起こした方がいらっしゃいます(^^)
ちょっと前半、いらん事書きすぎて長くなったので続きは次の記事にて(´。`)
つづく。
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コメント:4
- 金シャチ 19-11-21 (木) 21:55
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こんばんは
匂い・・・
あの土埃の様な匂い…雨の降り始めの時の匂いですよね~
私も好きです。
な~んか、やって来るというか、表現できないけど
空気が変わるんですよね~
焚火の匂いは亡き父を思い出させます。
大工だった父は、木っ端をよく燃やして暖を取っていました、
焚火の匂い・木が燃える温かさはホッコリしますね~
最高なのは藁が燃える匂いですよ
日本の原風景と云うか、
昔は刈り入れが終わった田んぼで
稲藁を燃やしていました・・・チョット目に染みる煙・・・
最高ですね~ 晩秋の風物詩
焚火したいですね~
大嘗祭も大きなことですが
日本が平和で焚火を楽しめるという事も
有難い事だと思います。
昨今は環境汚染・防災防火の観点から条例で禁止されていて
残念ですが・・・ - ななお 19-11-25 (月) 4:48
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続きをゆっくりお待ちしております(´ー`)
- 管理人 19-11-25 (月) 21:44
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金シャチさん
こんばんは金シャチさん。おっ、金シャチさんも好きですか焚き木の匂い!あれは最高ですよね~焚き木したい。。。。
ななおさん
こんばんはななおさん。良かったぁ~コメントくれて。完全に忘れてましたよ(;´Д`) ありがとうございます! - ななお 19-11-29 (金) 3:54
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気づいてくださってよかった。
ありがとつございます
(*´˘`*)