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国風歌舞(くにぶりのうたまい)とこの国の成り立ち⑤

つづき。

もとをただせば、今の中東から伝わった雅楽の原型。
(むかしのペルシャ、今のイランにも篳篥ににた楽器が残っています)

それが、現在のインドや中国、朝鮮半島の影響を受けつつ人とともに島国である日本に流れ着く。


ブログを書いている最中、「歴史びと・ヤマトヒコ」さんよりメールをいただきまして、以下のことを教えてもらいました(´▽`*) 

ヤマトヒコさん、ありがとうございます~!!!

約554年、日本では百済の国からきたたった4人の楽人たちからはじまり、そこに影響をうけて

「御遊(ぎょゆう)」

として、歌うこと・楽器を演奏することが平安時代の貴族たちにはそれが楽しみになったり、たしなみとして当たり前の教養でもあったり。

だそうです(^^♪


国風歌舞。

さすがに1000年以上の歴史をもち、神様を喜ばせたり癒したり、楽しませる、また感謝をつたえるためだけに鳴らされた音。舞に楽器。

その音色を聴けば、どこかゆったりと懐かしい気持ちとともに、
心が落ち着き時間を忘れ(´ー`)

そのなかでも、どこか厳かで心の一部分をギュッと握って凛とさせてくれる、その調(しらべ)。




実は自分は、歌や楽器の演者に「優劣はない」と考えている派です。
(だからなかなか楽器が上達しないという・・・(;・∀・)) 

演者っていうのは、今も昔も、その人が考えていること・感じていること・伝えたい想い・無意識に
あふれでる、自分の深層意識・・・・

それらを音や楽にのせて、それをある存在がどこかにむかって発して。
それをある存在が受け取って、また心動かされて。


”雅楽” はこの「音や楽を送る相手」が、『神様』 ですからね~
やっぱりその内容と歴史はすごい(´ー`)

記事の途中にも、ちょこっと書いたのですが日本特有の楽器で、最古のもの。また位の高い貴族しか演奏できず、位の高い楽器として扱われていたのが、、、、、


『和琴(わごん)』


です。

これは琴は琴でも、大陸から伝えられた「琴」とは起源や系統とは異なり、
別名では「大和琴(やまとごと)、東琴(あずまごと)」と呼ばれております。
(現在でも、宮内庁楽部ではおもに楽長が奏する。そうです wikiより)

和琴の起源は古く、縄文時代や弥生時代にはその源流が発見されており、
音を神々様にお供えされていたとされております!その古さにびっくり(;゚Д゚)



※和琴をひく、埴輪ちゃんの図


和琴の歴史は上記の通り古く、また余談ですが演奏以外でも、

神社では各祭祀で

「降神之儀(神様を降ろす)」、「昇神之儀(神様にもどっていただく)」

の際、また大祭時に御扉を開ける際には、

「(神様を直接、みない。失礼になるので)顔を伏せる」

のですが、

その際に 『警蹕(けいしつ)』 と申しまして、専門の神職が下座につき、

「おおおおぉぉぉぉぉーーーーー」

と声をあげます。

その警蹕のさいに、大事な場面で代わりに使われるのがこの和琴だったりします^^



声が「音」になって。

モノとモノを打ち鳴らし、獣を追い払う武器や集合の合図から「打」が進化して。

そこに「調(しらべ)」がついて、これで「音楽」という定義ができるとすれば・・・・・


ひょっとすると日本最古の音楽は、「神様に捧げる音楽」

・・・・だったのではないかと勝手に感じてしまう、あいかわらずの神様オタクです(´▽`*)


ひとつ残念だったのは・・・・・・・

これも、ヤマトヒコさんより教えて頂いたのですが。

日本に多大なる影響を与えた、「雅楽」。

朝廷のなかではその影響力とともに渡来系の方が多くなり、自然と「国風歌舞」を形づくる結果となってバンザーーーイ!

・・・だったはず、らしいのですが(; ・`д・´)

それが特化されずぎ、

「宮廷内で、神様に演奏されるもの。」

として、儀礼や祭祀として鳴らされるという地位を固められたとのこと。

その結果、一般庶民には聴き馴染みが薄くなり
(もともとは日本古来の習俗的音楽)結果、今にいたっている、、、、とのことでした(;・∀・)

雅楽にくらべれば、日本を代表する芸能の能や歌舞伎もまだ歴史は浅く・・・・
雅楽は仏教にも大きな影響をあたえた存在でもあって・・・・・

ホントはまだまだ書きたい内容がたくさんあるのですが、これでは終わらないので、
とりあえず、「国風歌舞」や「龍笛」の話はここまでとさせていただきます~(´▽`*)



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