偲手・忍手・短手(しのびて)について。
普段はなかなか、耳にはいらない言葉ですが・・・・「しのびて」といえば、なにかと言うと、
『拍手(かしわで)』=「音をだして叩く拍手」
柏手の種類のひとつとして、
『偲手・忍手・短手(しのびて)』 =「音をださない拍手」
というものが存在します。
もともとは、「神葬祭」などの忌ごとに使われるのですが、そもそも 「柏手」 とは、『神世と繋がる作法』 。
そのなかで、『偲手・忍手・短手(しのびて)』 とは一体、なんのためにあるのでしょう? 神葬祭も立派な神事のひとつ。ここで、「神世に繋がらないようにするため」とは・・・・・??
神職の諸先輩方にうかがうと、
「”忍び手” とはもともと、”黄泉つへ喰い” とも呼ばれております。拍手そのものは、”神の世”と繋がる作法のひとつなので、忍び手とは ”黄泉の国” へと繋がらないための作法といえるのではないでしょうか。」
ふむふむ、、、、、、、
やっぱり神道は面白いですね。
界は、界でも 「余計な界」 につなげちゃダメだよ~ってことでしょうか(笑)
余談ですが、”拍手繋がり” ということで。
福岡の結婚式はたいてい、『祝いめでた』 を皆で歌います。
若かりしころは歌詞についていけなかったのですが(エーイショーエイエーイショーエ ショーエ ショーエ ションガネー!ってやつです(笑) )これは伊勢詣の際に、伊勢音頭を聞き覚えされて福岡に持ち帰った歌が、アレンジされたもの。
また、福岡では通常 『博多一本締め』 なんですが、(よーお、シャンシャン、ま(も)ひとつ、シャンシャン、祝うて三度、シャシャン、シャン!)
これは全国的にみますと、大阪と福岡に類似性があり、起源は大阪にあります。その本家、大阪の一本締めの源流は、日本書紀にも登場する生国魂神社(大阪市)がはじまりだそうです・・・・・・・つながっているんですね、風習と神道は。
そして、どこか似てますもんね、福岡の人と大阪の人は(笑)
また調べて面白い発見があれば記事にさせていただきますね~
それから、大阪つながりで(笑) 『大阪出張鑑定』!!
ありがたいことに7割方は本予約で埋まりました!合わない希望枠でキャンセルしていただいた分もございますが、3枠以上キャンセルが出ました場合は再度、ブログにて募集させていただきます。
(その際は、はじめにメールをくださいました順にご案内いたします)
またメールにいくつか希望していただいておりました勉強会&懇親会ですが・・・・・・・
今のところ、25日(水)の夕方以降がすっぽり空いておりますので、ここでやろうかなぁ~なんて考えておりますが・・・・平日の夕方からは厳しいですか?(苦笑)
どちらにしても、もう少し日にちがございますのでゆったりと様子見ってことで。
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コメント:2
- あずき 15-10-17 (土) 20:52
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祝いめでたって、祇園山笠の時に歌うやつですね!博多一本締めも山笠の時にもやりますもんね。
なるほど、所作のひとつひとつにもちゃんとした意味があるなんて。深いですね。
よもつへぐい(読み合ってますかね?)、って、黄泉の国の食べ物を食べると、黄泉の国から戻れなくなるとかいうのを聞いたことがありますが・・・違うんでしたっけ。
あっ、質問攻めしてしまいそうです(笑)すみません。調べてみよーっと。 - 管理人 15-10-30 (金) 16:27
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あずきさん
そうそう、一般的にはその解釈であってますよーあれも何かの隠語に近い形のものなんでしょうね、、、、自分にはそれ以上、知りえませんでしたが(汗)