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子どもに当たる、イライラするお母様方へ

子どもに当たる、子どもについついイライラしてしまう母様方・・・・生まれた時はあんなに可愛かったのに。あんなに嬉しかったのに・・・・・

この手の相談ごとはご本人が、あとから反省して罪悪感だらけだったり、「なんで自分はこんなに未熟なんだ・・・・」と、自己嫌悪が強かったりで、ひとりで悩まれている方も多いです。

楽しそうな家族や親子をみると、その一面だけをとってしまい

「ほら、みんなあんなに楽しそうじゃない、、、、やっぱり自分が間違っている・・・・」

なんて思いこんで自己修正の結果、かえって逆の結果を生んでしまうお母さんまで。「どのレベルが虐待になるのか、神様に聞いてください・・・」「多分、怒られると思うんですけど(泣)」 なんてご相談も実は多いんですよ。

そういうお母さん方はやっぱり、『未熟』なんです。そしてはっきり言えば『間違って』います。

なにが間違っているかというと、「イライラする自分が悪い」という”間違った認識”。

そして、誰しももっている「イライラする感情」を処理できない”未熟さ”。

まずはこの点を認識して、次に進んでくださいね~



○「イライラしちゃダメだ!」という考えの落とし穴

イライラしてもいいんです、人間だもの(笑)感情あってこその、”人間”。それが当たり前の感情。

お正月番組の、ダウンタウンの「笑ってはいけない~」とベクトルは違いますが同じだと思うんですが、、、、、

「笑ってはいけない(感情をだすな)」

といわれると、人は余計に面白く、笑いたくなる生き物なんですね~あの番組はよく出来ています(笑) 怒っても、イライラしてもいいんです!ただし、それをぶつけたり、イライラの発散材料に 『教育(叱り)』をもってこなければ。これが一直線に繋がっていないかの確認は必要だとおもいます。



○ ”怒り”の前には、”期待”がある

これもいつかの記事に書かせてもらったのですが、「怒り」の前には、その対象への「期待」という無色透明のものが存在しております。それをしっかり、”自覚”された方が双方にとって良い結果をうみます。

なぜ ”怒るのか?” と考えると、”本当はこうして欲しかった” という気持ちがあるのに気づきません??その気持ちに気づくと一呼吸おいて、「いやいや、今はまだ無理でしょ・・・・」と冷静になったりしません?

ウチは子どもが、ご飯を一緒に食べる時に食べさせようとした離乳食を、こうやって、片手で 、「バーーーーーンッ!!!」 と・・・・・毎度のことですね(汗)


「なにやってんだ、おいいいいっっっ!!!」


って、たぶんお嫁さんも思っているはずですが、その裏には

「旦那の食事の準備で忙しい中」
「忙しい中、せっかくご飯を温めて食べやすい温度にした」
「栄養や体に気を使ってせっかく作った離乳食」
「たくさん食べてくれたら嬉しい」
「たくさん食べてくれないと心配」
「わたしもお腹が減った、はやく食べたい」

なんて、いろんな期待と想いがミックスしていると思うんですよね。ワンテンポおいて、どんな ”期待” が間にはさまっているのかを考えると、冷静になれる。感情のまま、口にだしたり行動に起こす率がかなり減ります。



○ ”想い” を素直に ”言葉” にかえること

最近、生意気になってきた子ども・・・・・夏休みに入り、宿題もしないまま外に遊びに出かけ、そのまま帰って宿題をしてくれるかと思いきや泥だらけの服装で帰ってすぐにゲーム。約束した時間にも嘘をついて遅れてくる始末・・・・・・。

こんなの、イライラするなという方が難しい(笑)

その裏には、

「宿題を終わらせないと、始業式前に泣きをみる」
「みんなより勉強が遅れるかも」
「せっかく掃除したのに」
「決まったことができない、ウチの子」
「約束を守れないウチの子は大丈夫なのかしら?」

なんて ”裏の想い(期待)” が想像されます。それをそのまま、言葉を想いにすれば、


「お母さんはあたなのことが心配だし、今、とても悲しいし、悔しい。なぜならね・・・・・・」

という言葉になる。”期待” を確認したら、素直にそのまま言葉として出す。

そうすると、

「なにやってるの!宿題もしてないし、嘘もつくし、本当にダメな子ね!!!」

という言葉より、相手の受ける印象が随分と違うことに気づきます。いらないフォローや、より相手に伝えようという大人の知恵は必要ありません。ただ、素直にそのまま口にする。

そうすることによって、一番の利点は自分の ”感情” が消化されますしね、、、、子どもの年齢によっても違いはあるのですが、相手が大人であれば自分に部下がいた時代は、


「自分は君にこうなって欲しいんだけど、その為にこういう教え方がベストだと思ってやったけど、君の結果はこうだった。どうすればこうなるのかを一緒に考えて欲しい。」

と素直に伝えてました。部下に対して自分が 「こうなって欲しい」 という部分に自信を無くしたことはありません。ただし、彼が自主性をもちだしてくれた中で、目標とするべきラインは話し合いの中で変更したことは幾つかあります。



○ ”目標”はかえても、”目的”は失わない

お母さん方と話していると、とても自信がない方が多いような気がします。自信とは、あくまでも子育ての上での、その部分だけの「自信」です。

これ、はじめから自信をもっている人の方が怖い気がします。

「子育てに正解はない」と言われる所以はこの辺りでして、”正解” がないのなら、せめて叱る、教える、教育する時ぐらいは

「どういう子に育って欲しいか」

の ”目的” ぐらいは失わないようにしてくださいね(笑)

そのための、目安となるのが ”目標” 。

目標は相手の成長度によって変えてもらっても構いませんが、叱っている最中や叱ったあとに、言葉を発している本人がブレ過ぎるのは良くない・・・・・・子どもたちの方が柔軟で賢いので、親がどういう気持ちで言葉を発しているのかぐらい、親がビックリするほど気づいているのです!

(「本当にそうなって欲しいのか」「たんに機嫌が悪いだけ?」「誰かと比べてじゃないのか」「自分自身(親)のためじゃないのか」・・・・・など。)


○ ”子育て” の期間は意外と短い?

最近は名残惜しいのか(爆)いつまでたっても子どもを離さない、離せない親御さんたちが多いのですが、自分たちからみては永遠と「子ども」ですが、あまりその概念が強すぎると ”子ども” は ”大人” になれない傾向が目立ちます。


これは余談ですが、、、、、、

たった10代にも満たない時代をさかのぼれば、女の子は初潮がくれば嫁にいきますし、男の子も16歳になれば立派な大人扱いです。昔の人は、今以上に安全でもなく、寿命も短く、早く自立できるように、大人になるように、親としても今とは違う苦労や努力もあったのかも知れませんね。

現代の親の方が、かえって成長できず子どもに固執している気がします。すでに影響力を無くしているのに、必死で手助けしようとされている方も・・・・・・。

これで子どもに対して、「大人になれ」 というのが酷な気が(汗)

今であれば、もう18歳、20歳になれば立派な大人です。あとは ”社会” に育ててもらうしかありません。

最後に離乳食をあげたのはいつですか~?
最後にオシメをかえてあげたのは?
最後に一緒にお風呂に入った日のこと、覚えてます?

子どもは、自分たちが気づかない間にスクスクと育ち、自分たちの手からドンドン自立しよう、しようと育っていきます。

子育ては、「今しかできない悩み」と自覚するのも大切なことなのかも?



○ あなた(母親)がいてくれているから、子どもは我がままになれる

自分は元気いっぱいの子どもより、どっちかというと抑圧されたり、親の都合でガンジガラメにされてきた子と触れ合うことの方が多い仕事です。また、そのまま自分自身の葛藤や、自分の幼児体験と戦ってきながら大人になってきた方とも。

ここは同情しかないのですが、「親と上司は選べない」との言葉の通り、子どもは単体でみると本当に天使か悪魔かわからない存在ではございますが、親あっての子。それが 「親としての余裕と責任」 です。


彼らや彼女らは、生まれてくる前に自分たちを選んできてくれています。

魂の核の部分では、「この親に生まれれば、自分はこういう人生がおくれる」と信じて天よりくだってきてくれています。こういう人生とは、『満たされ、幸せで、豊かである人生』 ということですね。

「じゃぁなんでこんなに苦しめるの?悲しめるの?」

そうではなく、まだ未熟でこの世での経験が薄いのでそれが表面にでてくるまでには時間がかかります・・・・・今の自分たちのように(笑)

だから、選んできてくれたお礼に自分たちにできることは

「その子の土台」

を作ってやることだけです。

その子がもっている可能性をより現実化させられる土台。本当にやりたいことをみつけ、充実感と満足感、挑戦と勇気にあふれた未来を本人たちが挑戦できる土台。


個人的な欲をいえばこれを忘れないで欲しいかなぁ~と。



あとはコメント欄で、諸先輩方がたくさんいらっしゃると思いますので、

「わたしはこうやって”イライラ”を防いだ!」

という具体的な案があれば、ぜひとも一人でも多くの新米ママさんのためにお言葉をいただければと思います。(自分は一応、男性なのでこの辺りが限界です・・・・・)

経験に勝る智恵はないっ!ってことで(爆)

成功談や失敗談なんかもあれば嬉しいです、自分も勉強させていただきます~!





今日は台風のため、せっかく時間があるので次の記事では前からリクエストも多かった、

『神様からみた、父性と母性』

を”子育て”とからめてアップさせてもらいますね~

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コメント:4

O.M 15-08-25 (火) 18:35

「はぁーーーーっ。 やれやれ〜」 と、大きなため息とともに言うこと
ついでに肩ごと腕を回してストレッチ。

結構簡単で楽です。笑
もうすぐ3番目が出て来まーす。

そなみ 15-08-26 (水) 3:46

子育ては己育てだと気づくと
今までと違う方法がみつかるのではないでしょうか

ドラゴンママ 15-08-27 (木) 10:25

いつも楽しく読ませていただいております。
個人的にも、7歳長男と4歳長女の母、ふたりともアクティブで
自己主張が強く、場所見知り人見知りのない、やんちゃな我が子と日々、悪戦苦闘しております。

近所に知られようが、(私なりに)ドスのある声で、叱っているのか怒っているのか、自覚ありませんが、我が子にぶつけております。

頭に血が上り、鼻の穴膨らませて、抑えきれず、親というより一人の大人として爆発しても、そこに相手がいる場合は、相手への気持ち、相手の気持ち、感謝、反省などを常に考え伝えていると、親も子も、後に残るようなしこりやわだかまりは無いのかな、なんて思ったりします。

我が子と関わるお友達には、私が代わって、「ありがとう」「ごめんね」「すまんね」「気を付けてね」「バイバイ」と常に声かけしたり、我が子と一緒に言ったり、してます。
心がける、というより、生理現象の一つ、にしてしまうと、どんなストレスフルなこと、泥沼状況、負の感情沸騰中でも、自分の芯がぶれない、そんな気がする今日この頃です。

せお 15-08-30 (日) 15:16

イライラを❝防ぐ❞?んなの できっこないです。(笑)
私は、ガッツリしっかりイライラやってます。しっかり言ってやります。「何百ぺんも同じ事を言わせるからこっちだってイライラするんでしょ!言われたくなきゃ、やれー!!」「そーやって人の言うことを無視するからこっちもイライラして余計に怒鳴っちゃうんでしょ!」

門前の小僧 習わぬ経を読む と言いますから、今は家庭や私に甘えたり反抗したりでやらずとも、社会に出たら 嫌でもやらなければならないでしょう。その時、ちらっとでも「そう言えば煩く叱られたなー」と、気づいてくれたら本望です。改めて気づかなくても、きっと彼らのどこかに、染みついているはずですもの。

まだ小さな子供のする事にイライラする場合は、私は、「そんな事、大人になってもしている人はいない、自然に治るので大丈夫!」と思えるようになると楽でした。
離乳食をぐちゃぐちゃしても、「ああ、手で食べ物の感触を学んでいるのね、今しかできないよね、大人になったらやらないしできない事だもの」と思えたら、本人の気の済むまでさせてあげたいと思えました。(でも保育園で保育士さんに「食べ物で遊んじゃだめです!」と叱られていました。 保育園ではやらない、と、賢くなってくれるといいなぁ(笑))

あとは、「こんな事で悩んでる、できないのは、自分だけ」では、決してない!みんな同じ!という事を忘れないことでしょうか。(o^―^o)

先が見えない、結果が分からないから、イライラも子育ての不安も尽きないですよね。

子供を叱ったりイライラできるのも、あと何年かなー。
ふと、そう思うと、こんなに毎日必死こいてイライラしているのも、幸せだなーって感じます。

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