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大祓の儀(境界線の上にある心)

6月30日、今日は年に二回の大祓の儀の一つ、『大祓の儀(夏越の祓)』 ですね。大きな神社は旧暦にしたがっている所も多いので、「来月」ってところも多いですけどね。

人間、こんな不完全な生き物は時間と共にいろーんな、欲や罪を心に背負う。

これを年に二回はきれいさっぱり、「パーッと祓っちゃいましょうやっ!」・・・・・ではなく(笑) 神聖な祭事(まつりごと)で、これまたお祓いのエキスパート的な「祓戸四神」の御神力によって祓ってもらいましょうっ!

・・・・・という神事。個人の罪穢れもふくめて、国の災いを祓ったり、これからくる困難にも乗り切ってやろうや!という熱い戒めでもあります。(戒めの意味合いは随分と薄れておりますが(汗))



自分にビジネスを教えてくれている恩師の一人、Iさんが教えてくれました。

「虹は何色ある?」

「えーっと、7色ですかね・・・・・」

「違うだろ。7色あるけど、その境目はグラデーションがかかっていって、段々とその色に ”近づいて” いくんだろ?」

「・・・・そうでした!厳密にいえば7色じゃないっ!」

「だろぉ~ふひひひ・・・・ここが村雲は甘いんだよ。7色あるけど、7色じゃない。そう考えると、色と色の間に境界線はないんだけど、あるだろ、境界線が。だから皆、7色って答えるじゃん?」

「・・・うん、うん、うん」

そうやって言葉の神髄を熟知している、言葉の魔術師はグイグイと管理人を引きこんじゃうんですよ。まさに、三日間飲まず食わずで空腹感あふれている時に、目の前に 「焼肉とご飯」 を置かれてお預け状態、、、、、

昔は意気込んで食べて、胸焼けおこしてましたが・・・・・今は「自分で調べて、自分なりに消化(昇華)する」 技を覚えましたんでね(爆) そう易々とはやられない。そして、答えあわせまでキッチリしてくれる優しさに感謝です。


まぁ仕事の話はさておき。

「境界線がないのに、ある。」

結果、これは多数の人から客観的に意見を募って、

「う~ん、ここからが赤じゃね。」

「いやいや、ここはまだ黄色だろ。」

「よし、もうちょっと離れてみて見よう・・・・・」

なんて、言葉にすればおかしな話だけど、自分がこの話で感じたことは 『心の境界線』

「境界線」ってのは、何かと何かを別ける為に存在している。

それが「心の中」となると、、、、、

「行くか、行かないか」
「許すか、許さないか」
「殺すべきか、活かすべきか」
「(勇気を)出すか、出さないか」

・・・・なんて、自問自答の中って意外と多くありません?

これが目にみえる「虹」なら、いろんな人の意見をもとに判断できるんですけどね。んで、間違っても 「あれぇ~そうかなぁ~」 で済む問題だし(笑)

境界線の上にある、「点」を動かして、あっちに押しやるか。こっちに抱え込むか。

人間ってのは、楽に生きたい。変わりたくない。ってその場その場の状況で常に考えてしまう生き物ですからね。


変わりたくないんですよね。

結果として、傷つきたくないんですよね。

「先行き、不透明」なもんで、ひょっとして自分が傷つく結果になるかも知れない・・・・・・・

・・・・だから、現状維持を守り通す。

どこかの市長選と同じです。

自分の恥ずかしながらも些細な経験からいえば、守ろうと思って守れるものなんてたかが知れている。同じ「守る」にしても、守り方もいろいろあって、

「時には前に出る」
「自分を変える」
「受け入れる」
「可能性を考える」

・・・・・のも、一つの立派な防御だとつくづく感じております。


大祓の儀とはですね、

生きてるだけでも、『無自覚』に人は罪や穢れを背負う。この先もどうなるか分からない。

「だったらさ、この心の境界線上にあるたった一つの点を一人でウジウジ考えず、グルグルと悩まず、蛮勇を発揮せず、かといって凝り固まらず、行ったり来たりさせるよりさ・・・・・・・・もう思い切って全部、ぶっ飛ばしてみようよ! ”信仰心” と ”未来への希望” によって!」


・・・・これが大儀であると村雲は考えます。


「結局、神頼みかいっ!!」


って話にはなりますが(笑) 人は、その想いや教え。信心・信仰心によって成長もすれば豊かにもなれる。新しい生き方を創造して、決意できる。勇気をもって行動に起こせる。

神様って、頼んだらそのままその通りに願いを叶えてくださるほど優しい神様じゃないことぐらい、皆わかっているはずです(笑)


あ~福岡は雨がシトシト降り続いております。

古人の方々が、「これからくる困難にも乗り切ってやろうや!」 という 『これからの困難』 とは・・・・・梅雨にある大祓が終われば、猛暑と旱(ひでり)を迎えることになる・・・・・・・水不足で田んぼに水がなくなれば、その村には飢饉や疫病が流行る。

そうならないように神様に祈り、またそうなってもいいように覚悟を決める。

・・・・・という意味合いもあったそうです。

現代に生きる自分たちは本当に幸せモノです。








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コメント:5

日次月次 15-06-30 (火) 20:48

出羽三山神社で大祓式と茅の輪くぐりやってたので
行きたかったんですが、なんとなく行かずじまいでした。

でも神棚には大祓祝詞(旧)を奏上しましたよ。
(今日は「大祓祝詞解」で検索すると出てくる解説を発見して読みました)

にゃんこ 15-06-30 (火) 22:06

今晩はです
久し振りにコメですが特別な祭事での御勤め、お疲れ様でしたm(__)m

清く正しく生きてる猫ですが…
心の境界線…とても切実な悩みが有り有りとです

生まれ変わったら猫になれるか?猫になれないのか?
……考えると切ない気持ちで、いっぱいです(;_;)

こんな複雑な生き物のを見捨てずに…発見した時には拾って届けて下さい
(T-T)

大祓をよんで般若心経よんでから寝ようと思います
優しい神様じゃないので次、生まれ変わる時も人間の様な気がしますが…
覚悟を決めながら逞しく生きる術を学びます

猫になる事を諦めたわけではないので猫の様に生きる今日この頃…

何時もブログ楽しく拝見してます
ありがとうございます

希映 15-06-30 (火) 23:57

普段からお世話になりまくっている八幡宮へ今年も夏越しの大祓に行ってきましたーヽ(・∀・)ノ

去年は列の後ろーの方だったんですけど、今年は前より二列目
神門内で祭主さんの動作の一つ一つやら、宮司さんの様子やらを見させていただいて貴重な体験させてもらいました。

確かに、今までの半年の振り返りをさせてもらったと思いますねー
そして、これからの半年も頑張ろうと思いましたねー
実生活と天候が深い繋がりのあった日本にとっては本当に大きな行事だったんだと思います。
夏越の言葉に込められてる畏れと覚悟の気持ちを強く感じます。

なんにせよ、今年も残り半年、村雲さんも皆さんも何事もなく健康に過ごせることをお祈りしていますm(__)m

パイ生地 15-07-01 (水) 7:49

こんにちは

興味ある話を聞いたらもっともっと教えてって
疑問が生まれたら何で何でって
気付いて納得があってそれでまたその言葉で
動けるようになった時の気持ち良さは病みつき
ですね

彦様に会ってみたいなあ 笑笑

ruin 15-07-01 (水) 21:08

戒めの意味合いもあったんですね。
旧暦にやるところがあるのも、知りませんでした。

ふと思ったのですが、閏月だった場合はどうするんだろうと、ちょっと気になりました。
年越しの大祓いは後の方の閏12月だと思うのですが、
6月と閏6月があったら、どちらでやるんでしょうかね?

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