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母親の環境やこれからについて②

つづき。


ただし、ここにも問題があって・・・・・・・


ひとつは、「信頼関係」ですね。

役割(できる人がやる)として、①~③まで(①まずは現状を客観的に把握する能力 ②そしてまずはお母さんの話を受け入れる、受け止めることによって共感する能力(その気持ちが”わかる”だけでなく、こちらも”その感情”を持つという行為)③新しい刺激や考え方(癒しとパラダイム転換)を与えられることきちんとできる方がいても・・・・

たとえ”行う側”が手を差し伸べても、さらに無理やり ”相手の手を掴む行為” はできません。

この場合、結果として ”行う側” は「その能力がなかった」と自ら判断し、手をひく勇気が必要です。(自分の経験上では、カウンセラーが相談者の場合、引くべきか、留まるべきかの判断やそのタイミングで悩まれている方が多いです)



自分もよくお嫁さんについていって、子どものお話会や絵本会、人形劇。役所の手続きから、保育園の下見、予防接種・・・・チャンスがあればどこでも付いていく派で、

「あら~今流行りの”育メン”お父さんですね~(笑)」

なんて、半分うざがられながらも・・・・・本人は褒めてもらったと勘違いして、照れ笑いしちゃったりなんかしておりますが、、、、、

実はお嫁さんにくっ付いて、ブラブラしているだけ・・・・・ではなく、実のところ、主に自分のために子どもの環境にまつわる方々の人間ウオッチしかしておりません(苦笑)

「なんでこの仕事を選んだんですか?」

ってチャンスがあれば、その道のプロにお尋ねさせていただくのが自分の楽しみのひとつなんですが(される方は至極迷惑な話でしょうが・・・・)

返ってくる返事もそうなんですが、やっぱり自分がやってることに 「矜持(誇りや自負、そこから生む新しい価値観)」 をもっていらっしゃる方は同じ保母さんでも、たとえ遠目からみただけで輝きが違いますもんね、、、、、、、大げさですが、感動ものです。

コンビニのおにいちゃん。
赤ちゃん服を売っているおねえさん。
スーパーでレジを打ってるおじちゃん。
焼き肉屋で肉を運んでくれるおばちゃん。

・・・・「誰でもできる仕事」 はお金を生むために 「誰でも」できるんでしょうが、大切なことは、「その人は」どこまでやれるのか?が大事なところだと思います。

こんな経験、皆さんもございませんか?


話を元にもどすと・・・・・・


もうひとつの問題として、「相性」があります・・・・が、

「相性」については自分は、そこまで重要視しておりません。

これ言い出したら、「縁」や「人生」「運命」と同じく、責任の所在があやふやになる・・・・コミュニケーションを主とする作業においては、効率や能率の部分でいえば、「相性」はかなりプラスには働くと自覚しておりますが、「相性」を持ち出すと双方にとっての学びや成長の”機会”を流してしまう結果になりやすいので。

自分にとっては「相性」も「縁」も「運命」も、あがいてあがいて、どうしようもなかった時の最終的な 「救済のための言葉」 なのです。



あとは、「時間」ですね。

行う側も受ける側も、「時間」という制限があるのには変わりなく、最悪の場合「幼い命」まで奪われます。この、”最悪の事態” を避ける手段のひとつ、一番消極的で勇気が必要な他者とのコミュニケーションのあり方として自分は、『通報』 をとらえています。

(悪意がある通報は?された側のメンタルの問題は?と考えれば、それにあわせて問題も続々と出てくるとは思いますが、通報そのものも勇気が必要だし、想定できる緊急事態で一番最悪な事態を少しでも、一つでも減らせる可能性があるのならば、その環境を使わない手はないと考えます)

救急車と同じですね。自分でなんとかできる範囲はする努力はもちろん必要なんですが、、、、それで死んだら元も子もない・・・・という考え方。目の前で、交通事故を起こされた怪我人・ご本人の判断も必要なのですが、とてもその状況で正常な判断ができるとは思っておりませんし、片方は上手に話ができない存在ですからね~

なのでそのご両親には申し訳ないのですが、事故が起こった 「原因」 や 「その人(親)を信じる・信じない」 に関わらず、自分の裁量でそのシステムを活用させていただきます。

(もちろん虐待の場合、自分では判断できませんので医師やその道のプロにお任せします。虐待通報は、緊急事態を回避するため。そして、その後をプロに任せるための”入り口のひとつ”と認識していますし、「発見」「保護」「(原因の)判断」「子どものケア」「親のケア」とそれぞれ”担当”が違うように、これもきちんとその道のプロが分担していますよね。「発見」の入り口、「きっかけ」を自分たちが担当しても良いと思います)



同じ時間で、「各々の成長度」 というものがあります。

極端にいえば、『客観的な状況』 よりも、「その人のトラウマの深さ」や「傷の深さ」によって、③の、「新しい刺激や気づき。考え方」の速度が変わってくるはずです。


自分の知っている範囲だと、①~③を専門的に行っている国の組織やボランティア、非営利団体は意外と数が多いです。



新米ママのために、「新生児の成長確認」のためという名目のもとに、ウチにも市から派遣された団体と、その他に市から委託を受けた団体が定期的に訪問してくれます。

最初は知らない人を、自分がいない時に家にあげるのが怖かったので市役所に連絡して団体の責任所在と目的の確認を行いました。

新米ママのストレスを軽減する、問題を傾聴してくれる、アドバイスをしてくれる。

さらに新生児や乳児は丸裸にされますので、健康診断と同時に虐待を受けていないかの確認もしてくれているそうです・・・・・・問題は山積みですが、お嫁さんの態度(メンタル)をみると自分は国やその仕事に”プロ”として携わってくださっている方に感謝してます。

・・・・・あそこで、

「なんか怖いから、居留守でいいんじゃない?」

と自分が間違っていってしまってたら、、、、、お嫁さんはただでさえ制限のある空間や状況の中、余計に孤立していた気がしますからね~(来てくださる度に部屋も片付くのでありがたい(笑))

以前、発達障害を持つ子どもさんを育てていて虐待通報されたお母さんとお話したことがあるのですが、「自分の育児の大変さを知ってもらうきっかけになった」とポジティブに捉えておられた反面、「自分は頑張ってたつもりだけど、周りには虐待する母親だと思われてたんだと思うと、辛い」ともこぼしておられました。


ポジティブにとらえられたのはそのお母さんの強さですね。
子育ての、責任と覚悟、矜持がみられます。

あと必要なのは、③の強化と質の向上があれば問題ない気はしております。

これもおそらく、自分が知らないだけで 「発達障害の子をもつご両親の集まり」 が存在しているのではないでしょうか?

家庭側ではもっと利用して欲しいし、開催側はよりケアできて敷居が低くなる進化をして欲しい。それと同時に、その方々たちが癒しとストレスの軽減はもちろんの事、「発達障害の子を持つ家庭」 と 「そうでない家庭」 のお母さんやお父さんが交流できるオープンな場をもっと敷居を低くして提供して欲しい。

(勉強不足で申し訳ないのですが、もし既存の団体があればコメント欄で指摘してください)

親しくさせて頂いている相談者の中で、「発達障害がある」と”認定”された子・・・・・もしくは、悲しい事実ですが、学校側の都合で ”勝手に認定された子” のシングルマザーの母親と一緒に学校と話し合いをした経験があります。(本当にたまたまなんですが、そのお母さんと、その子が通う学校の先生が自分の相談者だったんです!)

またイジメの問題についてもそうですが、「お母さん同士の関係」がそのまま「子ども同士の関係」に直結している問題もよく聴きます。(福岡市のある地域では、小学校の時の子ども間の問題を元に、中学校でのクラス編成で考慮してくれる所もございます)

発達障害の子に関しては、先生もがんばってくれたのですが、いろいろあって結果としては転校を余儀なくされてしまいました。どちらの言い分もよく理解はできたのですが、できれば学校(子どもが育つ環境)側が、学校と親、または親同士の関係がもう少しスムーズに交流できる場を提供してくれたら、防げる問題がもう少し増えるような、、、、、、

国や学校も、縦割り社会の中でよくやってくれている方だとは思いますよ。

もちろんこれも、一方の共感を押し付ける形ではなく、双方の努力や改善が必要なことなんでしょうけどね。




朝、時間がある時はお嫁さんのストレス発散と家事の手助けのつもりで、赤ん坊を公園に散歩に連れていきます。散歩といっても、まだ歩けないので自分の散歩ですけどね(苦笑)

「おはようございます~」

今まで話しかけなかった方に挨拶をする、また挨拶をされる・話しかけられることが急激に増えてまいりました。お年寄りの方なんて、男女を問わず赤ちゃんを抱っこしている間は、街の中でいたるところで話しかけられます。

目と目があって、ニッコリ笑えば・・・・赤ちゃんを抱いていなければ、ただの40歳を目前にした正体不明の変質者。赤ちゃんを抱いていればよいお父さんになれるという、、、、これは個人的にはかなりのカルチャーショックでした(苦笑)


話が長くなりましたが、自分が提案したいのは①~③までの役割と責任と能力をもった、それぞれのプロフェッショナルを数多くそろえて、受ける側も選択肢の中から選べる制度と、それをきちんと判断してくれる第三機関が存在してて(霊能でいえば審神者(さにわ)って存在ですね)、時間と内容を管理してくれる機関があれば嬉しいですね。

それには、どっちにしても高齢化社会は免れませんし眠っている資源や能力(高齢者の方、ごめんなさい!)をもっと上手に活用して欲しい。

もうひとつ付け加えれば、③に関してですが、「子育てに正解はない」という前提があります。なので、ただ「教えられる」「それに素直に従う」だけではなく、いろんな ”経験” から自分たちは”学ばないといけない”・・・・・管理人自身、数冊の育児の本を読む機会に恵まれ、読んでみた結果、どれが正しくてどれが間違いか、、、、は分かりませんし(思いっきり逆のこと書いてある本もあるし(汗))

それは最終的に親が「責任」をもって「判断」しないといけない事だと認識しております。

「判断」するには、一つでも多い事例と、自分がやってみた「結果」しかありません。


そういう意味も含めて、自分たちレベルの、「親」としての存在としてできることは・・・・・・やっぱり、コミュニケーションづくりの 『積極性』 を求めます。

その為に、わからないことは調べたり、本を読んでより深く勉強する。
いろんな人と交わり、話を聴いて自分でやってみる。試してみる。

「余裕」とは、第三者の手で ”きっかけ” はつくられても、「余裕そのもの」は本人の都合も深く関与しています。なので、可能な限りで結構ですので、ご自身でも意識して”つくろう!”として欲しい。

最後になりましたが、コメント欄にありました

私を殺さなきゃいけないぐらい、お父さんとお母さんが何に困っていたのか。何が辛かったのか知って欲しい。


これは、この言葉だけでは自分の意見とは少し違います。

「新しい刺激や気づき。考え方」

の為には、

「そしてまずはお母さんの話を受け入れる、受け止めることによって共感する能力(その気持ちが”わかる”だけでなく、こちらも”その感情”を持つという行為)」

が必要。。。。。。というのは重々承知しておりますが、それを ”目的” としてしまうとつまるところ、”負の連鎖からは逃れられない” と考えてしまうから。

まぁ、これは自分の極論であって、、、、おそらくコメントくださった方は現状をみて、「”知る” = ”気づき”や”変化”=”啓蒙”や”行動”」 と大きな意味でとらえてくださったんだと思いますが・・・・・(違ってたらごめんなさいね(汗))

「知った、わかったこと」 が 「できる、できた」 と錯覚してしまうのは簡単なことですし、これが一番高い壁のような気がします。だから、「虐待をした両親の過去からくる原因」を”知る”のと引き換えに、幼い命が失われるのは納得がいきません。


村雲自身も、

「知った・わかった・気づいた」=「出来た」

・・・・・と勘違いしないように、これからも精進してまいります。












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コメント:3

匿名 15-05-16 (土) 7:36

 発達障害の診断を受けた子供を持つ親です。
当時3歳のでした。多動症で普通に足並み揃えて周りと一緒に居られない子でした。
注意しても聴かず、我が道を行く行動。
私は毎日怒鳴って、時にあざにならない様にたたいていました。
これは虐待なのか?
ある時私も泣いていたのです。
普通にいて欲しいのに普通に居られないのです。ただ、普通って簡単なようで簡単ではないのです。
辛いのは、仲間外れにされているのを見ること。
その子が落ち着いてきたのは、小学校に上がった頃です。
ある人が個性なのだから、好きな事をさせて、色々やってみて得意な事を見つけて伸ばしなさいと。それが自信になっていくと。
学校の担任の先生も発育障害のお子さんを持つ方でした。お話が聞けて、その先生のお子さんは小学校高学年まで症状が出ていた様です。
そうなのです。小さい頃に顕著に現れてしまうのですが、だんだん落ち着いてくる様なのです。

習いごとを色々させました。それが自信になってきたのか、発育段階で落ち着いてきたのか、色々理解するようになり、多動症なので体を動かし発散させたり子供にとってよかったのでしょう。

とにかく、子供に向き合うこと、言いなりにしないさせない。普通も大切ですが、自分自身の普通に執着しない。身近な人、機関に相談する。

最後に、耳では中々理解できない子だったので視覚でわからせた方がいいとアドバイスももらいました。
習いごとの先生からは絵本を沢山読むといいと聞きました。今では、毎日音読しています。学校の課題でもありますが。情緒豊かな子になって欲しいです。

15-05-16 (土) 22:07

私のコメントについてとても真剣に考えてくださってありがとうございます。
鋭く本質をついた村雲さんの言葉の数々に、ただただびっくりしています。記事の中にあった①~③についても、専門職のあり方として非常に近いものを感じました。
認識が異なる部分があれば訂正を、と書いて下さってありましたが、必要ないと思います。仮に異なる部分があったとしても、それはそれ。ご自身の生業を超えて、一人のお子さんのお父さんとして、この問題に真剣にこういう姿勢で向き合いたい。というはっきりとした意思のある人がこの社会にいて下さっているということがわかっただけで、私はとても嬉しいです。

ただひとつだけ。これは綺麗ごとまみれの理想論なのですが。

生きづらさを抱える人達が、「毎日大変だけど、まぁいいか。なんとかなる!」と思えるように、社会全体が寛容になることが、本当は一番良いのだと思います。
前述したお母さんは、通報されてしまいましたがお子さんが通う学校の担任の先生が支えになってくれていました。「お母さんは今のままで大丈夫。困ったことがあればみんなで一緒に考えればいいのよ。」という先生の言葉に、私も励まされた事をよく覚えています。
虐待通報自体はとても大切なことです。でもこういう人がひとりいてくれれば、不本意なことがあっても「ま、いっか。わかってくれる人がいれば」と人は前に進む事ができる。孤立してばかりだと、新たな視野や変化のきっかけもなかなか掴みづらいかなと思うんですよね。

長々と書いてしまいましたが、私自身は勝手に村雲さんに「がんばれヨ!」と背中を押してもらったような気がして、とっても嬉しかったです。
私自身の力は本当に微々たるものですが、これからもできることをがんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。

管理人 15-05-17 (日) 12:57

匿名さん
コメントありがとうございます匿名さん。コメント内に「普通」って言葉が出てきて、「何の基準で普通なんだろ・・・・・」と思いながら読ませていただいておりましたが、「とにかく、子供に向き合うこと、言いなりにしないさせない。普通も大切ですが、自分自身の普通に執着しない。身近な人、機関に相談する。」、、、、、ここで腑に落ちました。また最後のアドバイスもありがとうございます! コメントには、時間も神経も、勇気も使うことだとは思いますが、一人でも多くの方がこのコメントを読んでくださり、参考にしてくれたらありがたいですね。匿名さんのお子さんが、今後もスクスク育たれますように。

鵙さん
こちらこそありがとうございました。鵙さんが書いてくださった、「理想論」、これは理想論というより「かなり重要な有効的手段」だと思います。あとは、いかに現実にそれを反映できるか・・・・理想だけで終わらせるには勿体ない(笑)それぞれが考え、少しづつでも行動に起こしていただけたら嬉しいですね。自分たちの代でダメなら、その次の代、その次の代・・・・・そうやってすべてのものは、その時代にあわせて継がれていくものだと考えています。お仕事、リラックスして楽しんでくださいね!ホント、素晴らしいお仕事です!

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