- 2014-08-28 (木) 23:18
- 人間関係
つづき。
夫婦、お互いの意見。まずは「相手を理解して」から「次は自分の意見を理解してもらう」。できれば確認までする。そして、その工程の中で「理解することの副産物」の一つに「信用が得られる」との話は前回の記事で書かせてもらいましたが次はなぜこの順番が大事かってこと。
○「理解してから、理解される」の順番の意味
お互いに「理解して欲しい!」というのが夫婦のケンカ。その時には双方、この気持ちでいっぱいになりすぎてしまっていて”余裕”を忘れている状態、、、、いえば、水におぼれてバシャバシャと水面をたたいている状態に近いものがあります。男が(男だけじゃないんですけどね・・・・)大きな声をだしたり、酷い時は暴力をふるったり、そんな時は「苦しい時」と認識してもらって結構ですよ~ただし!その時に自分の意見を貫こうとしたり、さらに「なぜわかってくれないの!」との欲求を高めたり、正論を吐いたり、相手の今の心情を解説しようものなら・・・・・溺れている状態に、さらに頭を深く水の中につける行為と同じことです・・・・・・・余計にあがきます。相手はまずは、空気を吸いたいだけなのです。吸わないと死んでしまうんです。正論をいうのは後からで結構ですが、その時もやっぱり傾聴と理解と確認。溺れている相手を陸にあげるのはこの行為しかないと腹をくくってください。
男性の中でも、こういう人がほとんどじゃないですか(笑)
「いや、もう嫁がわめいてウルサイからさ。とにかくなだめるのが大事だろ?」
・・・・・気持ちはわかります。そして、一時的には効果があるかも知れません。それを毎回、続けるんでしょうね。そっちの方が早いって、それなりに間違った方向で学習していって(苦笑)そしてその内、、、、、、そう、男も勝手に「もうこの人には何言っても無駄だろ・・・・・」 と一番やっちゃいけない『貝』のように口をつぐんじゃう・・・・・そして、年下であまり世間を知らない、話だけは適当に相槌打ってくれる若い女性を捜して・・・・・・・もしくは、話を聴く”フリ”をするのが仕事のホステスさんにお金を使いだし、入れ込み・・・・・・・・・・
・・・・・・これ以上はやめておきましょう(笑)ただし、これもよく相談にのるパターンの一つ。だいたい、ホステスが妻子ある男と不倫をするきっかけは、「その人(男)を尊敬しているんです」という内容が多いことに驚かされます。(次に反対の「なんとなくが深みにはまった」かな)
「尊敬」ってビックリしません?!自分が女だったら、妻子がある責任感を忘れてすぐに誘いに乗ってくる男なんてまったく尊敬できませんけどね(汗)
なにが言いたいかというと、それぐらい男性の方も喋りたがっているということです、、、、たぶん、家の中では嫁が女から母親になり、子供のことで手いっぱいで誰も尊敬もしてくれなければ話も聴いてくれない・・・・・また良いか悪いかは別として「家庭の中に仕事は持ち込まない主義」の男性も多いのは事実ですからね、、、、結局、仕事の愚痴や悩みや評価や自慢・・・・・自分を表現し、認めてくれるのが部下や立場が弱い人、それを仕事にしている夜の街の女性しかいないんでしょ、、、、浮気は擁護できませんが、この寂しさはわかります・・・・・・結局ね、男も女もそう変わりはないんですよ。だから、「先に」行ってやる。わかった方からやってやるしかないんです。求める前に、与えてやれって昔の人は良いこと言ってたでしょ。ここで発揮するんですよ。
○理解したら、次はこちらの番
相手を理解した。相手の言いたいことを”確認”の上で”正しく理解”した。そしたら次は、こちらがようやく”理解してもらう番”なのです。
「あなたの考えは、○○で○○で○○なのね。ようやう理解できました。次はわたしの考えを聴いてくれる?」
この一言が大事です。もう思い切って、頭をさげてお願いしてみましょう、今後の二人や家庭。そして自分自身の実りある人生のために。
「俺の話さえわかったら、もうお前の話はいいだろ!!まだお前はグチャグチャ言っているのか!」
短気な人はこう言います。が、焦らなくて結構。前にも書きましたが、こっちがストレスを抱えていると同様、相手もストレスを抱えるだろうし、ようやく理解してもらったと安心したのも束の間、今までのトラウマ(正しく理解されていない上に攻撃された経験)が少なからずあるのでしょうから、ここは時間をつくって、何度でも何度でも次はこちらの話を理解してもらう挑戦をするべきです。実際にここでの成功率(相手が今度は話を聴こうとしてくれる率)は、
「いかに最初にきちんと傾聴・理解・確認ができていたか」
によって変わってきます。自分の経験では、これを完璧にやり遂げておけば、親や兄弟・友人や知人はきちんと陸にあがっていて、空気を吸い落ち着いて理解した・理解しようとしていた自分を少しは信用してくれいる状態なので・・・・・・・割と話は聴いてくれます。
○慣れと訓練
管理人は当初、「理解してから理解される」「傾聴・理解・確認」これを親や友人をつかって訓練していましたね。気づいたら周りの仲のよい友人たちも同じことをしてくれるようになった。いや、もともとスキルの高い友達は必ず確認してたし、システム担当にいたっては、彼の言葉におきかえて
「それってさ、こういう風に言ってるの?○○ってこと?」
・・・・・と何度も確認してくれます。まぁそうなってくると、こちらもコロコロと意見を替えれないし、結構発言も慎重になってくるんですよね(苦笑)
○理解と誤解
相手を理解してから、理解される・・・・・・この時点で、双方に「誤解」があった時は「そっかぁ~そういう事だったのかぁ~」と半分以上は解けます。また相手の本心を理解し確認することでこちらの考えも補正できることも。無駄なケンカは避けられますし、なにより時間と精神力が消費することがない、、、、喜ぶべき事実です。
もう少しですよ、もう少し!
さて、ここまでくればもう「話し合い」の”準備”は8割ぐらい終わってます。
あとの2割は、、、、、そう、最初に「話し合い」、もとい「わかって欲しいのぶつけ合い」になったのは何故だかわかりますか?
それは決して「正しい・間違っている」だけで判断できないからなのです。だから、一番最初に書いたように夫婦では『筋が通っている』が決して重要じゃないのです・・・・・・・・・・・・
そのことについては、あとの2割で説明いたします。
次は、「夫婦の価値観の違い」について。
つづく。
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コメント:2
- 千恵 14-08-29 (金) 9:09
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おはようございます(^^」)♪
わぁー、村雲さんの文章表現、毎回、本当感動いたします!
心が入っていて、厳しい言葉の中にも「温かい愛情」を
感じられます。素晴らしいです。
長編の記事、書籍にされても良い様な素敵なお言葉の宝庫。
村雲さんのような男性と出会えたなら、、、
私…すぐにでもお嫁さんに行きたい気分です(照れッ)
つづき、楽しみです♪〃 - 管理人 14-09-01 (月) 13:13
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千恵さん
そう思わせといて逢えば「想像と違いました。」と最近、よく言われております(苦笑)・・・・・・想像だけは自由なので、それ以上尋ねないことにしておりますが(笑)