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子供のイジメと大人のイジメ①

子供のイジメと大人のイジメ。

先日、あまりの寒さにあったかいコーヒーが飲みたくなり、原チャリを途中で止めてコンビニの前でコーヒーをすすっておりました。最近はおいしいコーヒーが手軽にコンビニで飲めてなかなか重宝してますね~そしたら丁度、ワーワーキャーキャーと子供たちがランドセルを背負って学校帰りの中、小学生4人の女の子たちが下校しておりました~

「あ~懐かしいなぁ~・・・・こんな寒いのに子供は元気だなぁ~」

なんて反対側の道から眺めていたのですが、、、、どうやら様子がちょっとおかしい。



詳しい会話は覚えていないんですが・・・・・・・

あきらかに一人の女の子をほかの3人の子がからかっている訳ですよ・・・・。あれね、パッと見だけじゃ絶対にわからないと思う・・・・・・だって、やられている方も苦笑いしてるし(だからパッと見、笑顔にみえる・・・・・)ちょっと女の子って陰険だなぁ~と思ったんですが(ひょっとしたら男の子も同じかも知れないけど?)別段、1人の女の子を「攻撃」している訳ではないんですよね、、、、、、からかって、反応をしめすと一斉に ”無視” をする。これを繰り返すという、なんかすっごく残酷なやり方でして、、、、、、

道路の反対側でそんな現場に居合わせながら、自分がしゃしゃり出てもどうしようもないし、でも眺めていることが一番心苦しいし・・・・・・・

そしたら偶然ですが、たまたまからかわれていた 「女の子のお母さん」 と思われる人が、自転車に乗って通りかかったんです。

これで一旦、終わるのかとジーッと眺めていたんですが・・・・・・なんと豪胆なことか、イジメていた主犯格と思われる子が妙に馴れ馴れしく今度はイジメていた女の子のお母さんに絡みはじめる、、、、、、、「あ。○○ちゃんのお母さん!なにこれ~?!」 と言いながら、自転車のカゴに入っていた袋から、ネギつかんで引っ張り出す・・・・・なんだかね、さらに居たたまれない現実がそこにはありました。


この前、たまたまTVを観ていたらある小学校の中でアンケートがありまして、

「自分がイジメにあったとう体験が一度でもあるか?」

という質問に9割の子が 『Yes』 と答えてました。

そして驚いたのが、今度は

「自分がイジメたという経験が一度でもあるか?」

という質問への答え、、、、、、これ何割ぐらいだかわかります??1割?いやいや4割??もっと高い・・・・・・??

・・・・・・これも同じく9割の子が 『Yes』 だったんですよね。

そう言われて思い起こせば、管理人も中学2年の思春期に親の都合で同じ福岡県内でしたが違う校区に初の引っ越し&転校を味わったわけですが、、、、なかなか厄介でしたね(汗)

とくに、前にいた校区は田舎そのもので周りには自然がまだ多くて、3つほどの小学校が合わさって一つの中学校になってて、一年たってようやく慣れたと思った頃に当時はかなり都会だと思われた福岡市は西新の町に引っ越し。

西新という町は商売人の町。同級生もほとんどが商売人の子供たち、親が自営してたり会社を興している家の子供ばかり。その中で自分のポジションを得るのは結構面倒くさかったりして、、、前の学校に比べると、みんないい意味でしっかりしてた。悪い意味で狡猾でした。皆さんも思い出せば少し心当たりはあるやも知れませんが、「勉強ができる」「運動ができる」「何かに優れている」「コミュニケーション能力が高い」「おしゃれ」「異性にもてる」などなど、なにか突出した能力が高くないとこれだけで所属するコミュニティがガラっと変わってきたりして。どこまでが 『イジメ』 となるかの線引きは本当に難しかったのですが、気づいたらイジメられたと感じたり、反対にイジメたという認識のないまま、そちら側に立ってる自分がいたり。いかに自分の身を守り、自分の仲間を集めるかゲームみたいなところがありました。

もっと幼い小学生の頃は田んぼに入ってよくヘビを捕まえては、口に棒を突っ込んだりザリガニを大量に捕まえてはそのままバケツに置き去りにしたりと、思い返せばずいぶんと残酷なことをやってきました・・・・・・


大人になれば何が変わるかといえば、、、、やっぱり 「自分の生き方・生きざま」 を自覚してみたり、自分自身に対してのポリシーや考え方に責任を持てるかどうか。たくさんの生と死に直接触れ、本来ならだんだんと学んでいくべきことなんですけどね・・・・・・・・だからといって、自分で殺してしまった生き物への罪が消えるとは思いませんが・・・・・・・

大人になっての、一番大きい変化といえば・・・・・当たり前ですが 『残された時間』 を意識しはじめた時ですかね。子供のころは「罪を犯す」という概念が希薄で、やることもすべてが自由だと思ってましたし、本当の意味での自由を理解できないからワンセットとなっている”責任”ということに関しても理解しにくい。

そんな成長過程の中で、”イジメ”って、その一瞬の一コマだけみようとすれば絶対に分からないか、判断に困るのは確かだと思います、、、、、、だからこそ余計に学校の先生は大変な仕事だとも思います。


でも注意してその前後までみていれば、気づくこともたくさんある。


学校でのクラスのイジメなどは、正直いって気づかない方がちょっとおかしいような気がしない訳ではないんですけどね、、、、、自分の手の届かないところで最愛で命をかけて守るべき人間が残酷な目にあって、自ら命まで断ってしまえば・・・・・・もうそれは一生許せるものではないような気もしてます・・・・・・・

相談者の中で、つい暴力をふるって他人に怪我をさせてしまった子の親御さん達や、イジメられた立場に立つ親御さんたち、また現職で学校の先生をされている方からお話を聴く機会も多いんですが、表向きはどうであれ、イジメた側の家庭環境が良かったという話は残念ながらあまり聴いたことがありません・・・・・・。


「イジメは駄目だ。」

と上から両親が言いつけて、はたしてどの程度教育ができるのかは疑問ですね。実際は、問題を起こした子供そのものが一番よく内容を理解してなかったりする。

結局、イジメている側の親そのものも、我が子と同じ視線に立ててないんじゃないかなぁ~・・・・・・・

昔はね、万引きすれば父親のゲンコツが恐ろしくて止めたり、ケンカして相手に怪我をさせれば一緒に謝りにいって、家に帰っては泣きながら叱ってくれる親の顔をみて「悲しませたらいけないんだ・・・・」なんて子供ながらに思った訳ですが、今どきそんな親がどれぐらいいるのかも興味がありますね、、、、、、どれぐらい親も本気になれるんだろうかと。


つづく。

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