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皇室制度とこれからの日本 ①

前回のブログ 「山本太郎、天皇陛下に直訴」 の記事への反響が大きく、たくさんのコメントや批判・質問メールをいただきました。「天皇ってなんですか?」から「神様はこの記事をどう思っているのですか?」などなど、いただいたメールは30通以上になりますが(もちろん批判もたくさん頂いております・・・・(汗))なんの地位もない浅学の人間ですが、自分の考えとあわせて少しでも質問にお答えできれば。

まず先にいっておかないといけない事がいくつか・・・・・・・



自分は普段は人をみておりますが、一社会人でありもちろん税金を納めている納税者。そして、神様や日本の国そのものが大好きで神職の資格までとってしまった人間です。どうしても、神様びいき・神社びいき、ひいては日本国びいきなのはご了承を。

そしてもう一つ。

だからといって、どの政党にも属しておりませんし「天皇・皇室びいき」 かと言われれば・・・・・・天皇陛下とは神職の最高位、神職界においては伝説の創立者(松下電器における、松下幸之助)よりも、もっとレベルが違う存在なので、もちろん皇室びいきなのですが、、、、、、それ以上に、「必要な存在」 と思っているからですね。なんに必要かといえば、『これからの日本』 にとってです。

日本は 『権力』 と 『権威』 が別れている、なかなか他の国には類をみない稀有な存在の国です。これは誰が否定しようと、世界中に認められている(あのエリザベス女王も礼を尽くす)事実です。


「ひょっとしたら、皇族とかない方がスムーズじゃね・・・・・?」


なんて若かりし頃に一度や二度は考えたことはございましたが、(何よりも天皇陛下や皇室について学生の頃、特別な興味もなければ ”へぇ~象徴なんだ・・・・” ぐらいの認識でテストの点は十分に○がつきましたから。それ以上、教えてもらえなかったし・・・・・) 今までの長い歴史と伝統の中にあって、天皇陛下の存在や皇室がないと今までの日本も成り立たないどころか、これから先の日本もございません。

たとえるのなら、大人になってから 「”母親” という存在を物理的にも思想的にもすべて消滅させてください。」 といわれているようなもの・・・・・・・それは無理な話なんです。。。。。

「天皇陛下」は遠い、遠い、遠い存在なんですが、あまりにも遠すぎてですね(苦笑)・・・・・・日本では、間違いなく存在しているけど自分たちの身近にある”空気”のような存在(名字も人権もない)なんです。大統領制とは違って、”権力”が”権威”まで持たないように、特に戦国時代から幕末にかけてもいろいろ問題やら事件はございましたがこうして現在に至ります。そして現在も、この国を守るために長年つちかった経験を得て、「不可侵の伝統」 として、こうした形におさまっています。なので、普通に生活していれば当たり前すぎて分からないけど、生活には必要な存在です。(意図も簡単に”皇室撤廃”とうたっている人たちは歴史を学んでないか、学ぶ必要がなかった人たちだと考えます)


自分たちはもういいですよ、、、、、

ある程度、歳をとり、自分の責任で今の人生を選択して涙も多かったけど小さな幸せも数え切れないほどあった人生。ある程度美味しいものも食べてきたし、一人前に着る服にも困らず屋根のある家であたたかく寝れる。今でも欲しいものはたくさんあるし悩みは尽きないけど、40年近くここまで五体満足で生きてこれただけでも万々歳。自分的にはもったいないぐらいの人生だったと心から感謝しています。

でも、それも全部 「日本」 という国があってくれたからこそ。

普段は当たり前だと感じていても、目にみえない人たち一人一人がこの国を守り、親が自分たちの身を守ってきてくれたからこそ、今の自分たちがあって努力次第では選べる人生の土台があった。

それじゃあ、自分の甥っ子やあの人の姪っ子たち、友人の息子や娘、今公園で遊んでいる他人様のちびっ子たちから町を歩いている若い学生さんたちまで、その子たちの将来はどうなるんでしょう・・・・・・本人の人生は本人たちの努力や才能次第でしょうが、”土台” は誰が守っていくんでしょう・・・・・・・・・・・それは、たとえ独身でも結婚してても子供がいなくても、いわゆる成人をすぎた ”大人” と呼ばれる自分たちの役目じゃないでしょうかね。


「その国の歴史を12・13歳まで学ばなかった民族は必ず滅びる」と、20世紀を代表する歴史家アーノルド・J・トインビーもいってます。戦争に負けてから自分たちは天皇陛下のこの国においての役割や仕事。神話からはじまる成り立ちまで、すべては ”敗戦国” として、”学ばせないように” と仕向けられてまいりました。

それをもう一度つかみとる為にも、いえば 「今からの日本のため」 にも、皇室はなくてはならない存在なのです。それがなくてはならない理由の一つです。


そして面白いことがもう一つ。

神棚をお持ちであったり、家に祀ってある方々は 『天照様のお札』 がなぜ一番真中にないといけないのか、、、、、、これ、疑問に思ったことありません?(笑)別に一番好きな神様を中央にもってきても良いんじゃね?って思ったことありません??


天照様(天照皇大神)とは、その皇室の ”祖神” 、いえば大ご先祖様にあたります。それを日本民族は”すべての神様の氏神様(産土様)” と定義しております。結論からいえば、

『天照大神』=(神武天皇(初代天皇))=『天皇陛下(皇室)』=『国民』

と一直線につながっている訳です。

それはもちろん、血は繋がっていないかも知れません。が、いろんな人種のルツボであるアメリカ合衆国がその国旗に州の数だけ星が並んで一つとなっているように、自分たちは日の丸の赤い丸一つの中で一つになっている思想的な意味合いでの”繋がり”です。


つづく。


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コメント:4

ブーシュカ 13-11-05 (火) 18:35

万世一系は、皇室を日本全体でずっと大切にしてきたからこそ可能だったことであり、世界に誇れる日本の歴史だと思っています。
京都御所にお堀がないことは、攻め込まれることを想定していない造りであり、これはすごいことだと聞いたことがあります。

大事にしたいと自発的に思う理由は人それぞれなのでしょうけれど、日本国のなりたちと天皇陛下とのつながりが、伝記がはじまりだとしても、皆の共通知識ならば、大事にしたいと自然に思える人も増えるんだろうなぁと思います。

GHQが戦後間も無く禁止したのが、戦前の修身と歴史と地理だったそうです。国家神道も教育勅語も禁止。逆教育勅語というのもあるそうですね。読んで笑えませんでした。戦前に大切だと教えていたものを否定してきたのが、戦後の一面でもあると思います。

むさた 13-11-05 (火) 22:58

「天皇制」って、共産主義の用語なので、今後は使われないことをお薦めします・・・ 悪気がないことは重々承知之介です。

管理人 13-11-06 (水) 0:37

むさたさん
げ、マジですか(汗)勉強になりました、修正させていただきます。ありがとうございます~

ききょう 13-11-06 (水) 1:46

こんばんは。


半月前、地元で大きな祭がありました。限られた町が主になって執り行う祭ですが、地元が誇れる祭です。代々受け継がれた祭に対する思いが、祭に参加されている方々からいろいろな場面で伝わってきました。私は観ていただけですが、島田に生まれてきてよかったなと思いました。
こころにはかたちはないけれど、こころをあらわすことはできる。

私は、天皇陛下は神さまのお心を私たちに伝えて下さっておられるように思います。


記事を読んでいて泣けてきました。なぜ泣くのかよくわからないけど、こんな私でも日本人の一人。わけのわからない世の中にされてしまっても、失われないものが私たちには入っていると信じ、自ら手放さないようにします。

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