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三三九度(三三九度とは)

  • 2013-04-11 (木) 2:10
  • 教訓

三三九度(三三九度とは)。「三三九度」について思うこと。「三三九度の記事を書いてくれ」と言われたんだけど、実のところ自分もあまり詳しくはないです。聞いたことがあるのは、結婚式のさかずきや固めの儀、あとは学校でちょろっと教えて貰ったぐらい・・・・・調べてみたら中国の陰陽道に由来する儀式で(奇数が縁起が良い)、日本に伝わり今では結婚式やお正月のめでたい時ぐらいしか残ってないんじゃないかなぁ~

なんでも正式な三三九度とは、


まず大中小の三重ねの盃のうち、新郎が小盃(一の杯)を両手で取り、巫女にお神酒を3度に分けて注いでもらう。新郎はそれを一口目・二口目は口を付けるだけとし、三口目に飲み干す。その後、新婦も同様の手順で行う。中盃(二の杯)は新婦が両手で取り、小盃と同様に3度に分けて注いだお神酒を3度に分けて飲み、その後新郎も同様の手順を行う。最後は新郎が大盃(三の杯)を両手で取り、小盃と同じように新郎、新婦の順番で行う。お酒が飲めない人は、飲むまねだけでよいとされる。

本来は、小盃を新郎・新婦・新郎の順で飲み、中盃を新婦・新郎・新婦と飲み、最後に大盃を新郎・新婦・新郎の順で飲むのが正式な作法とされ、これが3つの盃で三献ずつで合計九献との三三九度の語源である。しかし、現在では一般の神前結婚式でこの正式な作法がなされることはほとんどないと言われている。新郎と新婦がそれぞれの盃で一回ずつ飲む作法は「三献の儀」や「誓盃の儀」が正式名称だが、昔からこれを「三三九度」と言い習わしているため注意が必要である。


らしいです。ふ~ん・・・・・・へぇ~・・・・・

この大中小の盃は、「天・地・人」をあらわし、または小盃(過去)・中盃(現在)・大盃(未来)をあらわしているそうです。

そんな大層な意味合いがこめられた盃で、新郎と新婦が交互にがっつりと酒を交わし、、、、、、いや、その前に「すみ酒」や「結納」、これもありましたね。数々の契りや約束ごととして行い・・・・・・・正直に思うことは、『結婚って、それぐらいガッチリ約束しとかないと維持するのが大変なんだろうねぇ~』 なんてのん気なことを考えたりしてしまいます・・・・・・・・・どんだけ固めれば気が済むんだよ、と。



とある神社で研修を受けた時、そこの先輩神職さんと内々の話をしててですね・・・・・・

「なんで神様の存在を肯定し、神様に仕える仕事をしている人間たちが神社の狭い世界の中で人間関係でいざこざを起こすんですかねぇ~」

と軽く話を振ってみたところ、

「聖徳太子は十七条の憲法の最初に ”和(やわらぎ)を以て貴しと為し” といったでしょ?昔から人は仲が悪かったんじゃないかなぁ~皆が”和”をもってたら最初に言う必要はないし。それだけ当時は仲悪かったんだよ。それからあのブッタさんが死にかけた話、知ってる?暗殺未遂で、それも弟子に殺されかけたんだよ・・・・弟子だよ、弟子!どんな集団だよ?!って話。キリストだって反逆罪で磔にされたんでしょ?・・・・・・人間、そんなもんだよ。そう考えたら、どんなにあとから偉くなった人だって生きている内はそんなもんだよ。」

という、思わず納得しそうな話をされてしまい 「そうなんだよ、結局人はそんなもんだよ」 と二人で笑いながら神殿をお掃除させていただいたことを思い出しました。今、考えればなんと罰当たりな(苦笑)


しかし「儀式」っていうのもある程度、人間には必要かも知れません。

もちろんおかしな宗教の、訳のわからん儀式はノーサンキューですが、朝一番に「よしっ!」と声を出すのも儀式だし、毎日の日常もスイッチひとつで天と地の差がありますもんね。これを良い方向で繰り返してたら人生は変わると思います。 「儀式ってなんでこんなに面倒臭いことやるの?!」って言い出したら神道の祭式なんてシャレにならないぐらいルールがありますよ、、、、、、それもすべては神様に失礼がないようにとの、意味がなさそうで聞けば思わず納得してしまうようなルールやしきたりが存在する。あれ考え出した人、大変だったんじゃないかと余計なことまで考えてしまいます(笑)

最近、ってか少し前に自分は中学からの友達にメールを出しました。

「親しき仲にも礼儀あり」、日ごろはいつまで経っても「世間知らず」といわれておりますが、礼儀は大切だと思ってさんざん迷った挙句、どうしても我慢できずに長年の友人に 『お前のこの台詞で自分は傷ついた』 と勇気を出して相手にお伝えしました。普段はなるべく直接、口でいう。ダメなら手紙・・・・・・が基本だったんですが、ちょっと忙しかったのと切手を貼って出すと時間がかかりすぎたのでなるべく早い時に言っておきたい・・・・・と考えました。(次の日の夜、お詫びの電話がかかってきて無事に仲直りは終わりましたが)このように、自分の想いを相手に伝えるのも自分は相手への「礼儀」だと思ってます。そいつ(自分を傷つけた相手)とはできればどっちかが死ぬまで友達でいたかったんで、ここで小さなわだかまりを残したくないなぁ~と。これが消化できずに重なって、いつか爆発・・・・・・・すればまだ良い方で、たいていは決定的な摩擦を恐れて身をひいてしまう自分が嫌だったからですね(もちろん、電話の後は二人とも今までとおり、否、今まで以上に仲は良いかも知れません)

もう彼にメール(前回は手紙)を出すのは、23年の付き合いの中で二回目です。

が、これも自分の中では「儀式」に近いものだと考えてます。

しっかし、手紙(メール)の内容はめちゃくちゃ考えますよね~(笑)相手を責めるだけなら簡単ですが、一番の目的は「伝えること」。だけど実際は、「気づいて欲しい」。その中で決して相手をバカにせず、自分の考えやその時の感情を淡々と伝え、最後はお互いに納得いく 『落としどころ』 の一歩手前までもってきて、最後に直接話す時に(手紙やメールは一方通行でルール違反ですからね~直接会うか、話す。これは鉄則です)一緒にその落としどころに落ちる作戦で・・・・・・・・・学生のころから手紙の代筆は得意だったんですが、もう何周も回ってやっぱり必要なのは「誠意と真心」です。決してテクニックではございません。


よく神棚のお世話や神様への心つかいに、いろいろと小難しいことを考えられる方がいらっしゃって(いえ、誠意のあらわれなんで決して悪いことじゃないんですよ)その度に、「心があればいいですよ」とお伝えさせてもらってるんですが(”形” は必要だけど、”心”が先)これが 「儀式」 になると、やっぱり形と心が両方あわさって、はじめての儀式になるんだなぁ~と改めて実感。

神道の「祭式」になれば、”美しさ”を求められるので完成形はほぼ無いに等しいわけですが、やっぱり昔ながらの儀式の意味や内容ぐらいは知っておいて損はないと思いました。より深い儀式が行えますからね(笑)

「三三九度」、今回はじめて調べるきっかけを頂きましたが勉強になりました~感謝です!






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コメント:3

ブーシュカ 13-04-11 (木) 10:55

村雲さん、早速記事に書いてくださり、ありがとうございます!

読んでいて、結婚というのは、一族の繁栄への願いがとても強くでるものなんだろうかと思いました。親の思いが詰まっているというか。
結納の高砂人形や、雛飾りを思い出しました。
それぞれ、即物的ですが、最高の栄華を表したものと聞いたことがあります。

三三九度、頭では、白無垢さんと黒田節と三三七拍子に変換してしまいます。

男の役割ときて、結婚の儀。
女の役割は、どんなになるんでしょうか。
村雲さんの男だってナイーブ説に、日本の優男を思いました。

亜紀 13-04-11 (木) 23:00

こんばんは^ – ^
「三三九度」何度か読ませて頂き
聖徳太子.ブッタのお話しも心に落ちた?様で納得できました。
気にも留めた事がなかっただけに勉強になりました。
「儀式」を読んでいて某学業CMを思い出しました。CMを観るたびに、趣旨は^_^;わかっているつもりですが、やる気スイッチとは自分自身で探すものだよなぁ〜。と思いながらも、なかなかONに出来ない私です。
ルール、しきたりは大事だと、わかっていたつもりでしたが、わかっていなかったです。私事ですが去年の夏に、大切な人をメールで一方的に傷つけ、絶縁してしまいました。
携帯と言う時に便利なツールに甘え、伝えるべき気持ちは、面と向う事で伝わる。誠意と真心だったんですよね。
謝罪をしたいと思いながらも、おかしなプライドと今更と自分自身の逃げ道を作っているなか、
その人は、亡くなりました。
虫の知らせと聞きますが、亡くなる2日前に、こんな私にまで律儀にお別れをしてくださり、
礼儀を教えてくださいました。

今世では、もう会って謝る事も出来ませんが、
教えていただいた事を胸に留め成長しなくてはです。
改めて本日の「三三九度」に出会い
大切な事を教えて頂きました。感謝です。

長々と^_^;失礼しましたぁ。

めぽ 13-04-12 (金) 22:07

村雲さん、ブログ続けていてくれてありがとう。
お友達へのメールのくだり、今の私にとって、
とても痛い、でもありがたいお話でした。
だから、ありがとう。

まさに、摩擦を恐れてフェードアウトを選択しそうになっていた矢先。
勇気が続くかわかりませんが、
できる限り前に進んでいくつもりで、一歩踏み出します。
感謝。

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