霊能者のつぶやきトップ > 教訓 > “文明”と”文化”について(なぜ今、神道なのか②)

“文明”と”文化”について(なぜ今、神道なのか②)

  • 2011-12-29 (木) 1:58
  • 教訓

つづき。

敗戦後教育が未だに続いている今。「あぁ、最近の若者は・・・・」「なんなんだ、この団塊の世代は。」「なぜ日本から美徳や道徳心が失われているのだろう・・・・・。」・・・・・そう嘆く必要はございません。そうなるように、すべては戦後から「教育されてきた」のですから、、、、、この日本を恐れる国によって。その恐ろしさや効果を如実に確認できる方法は簡単ですよ。

ちょっと飛躍した例になるやもしれませんが、インターネットがさわれない両親(最近はちょこちょこ触れるようにしてますが、将棋ゲームしかしてないようで(汗))と今の世界情勢について話せば一目瞭然ですよね。東北地方太平洋沖地震における台湾からの義援金の総額が200億以上になることを知らない筈・・・・・それを他の団体に任せず、内70億近くは直接被災地入りして配布してくれているとか。韓国とアメリカが結んだFTA(アメリカが対韓国と結んだTPPみたいなものですね)がどの様に影響しているのか。

義捐金の金額で国を比較する訳でもなく、またはTPPの全部が全部悪だとは言えません。・・・・が、TVの垂れ流す情報だけ毎日聴かされ、芸人だらけの番組を観続けていれば・・・・・そりゃぁ、日本の情勢について理解しろと言う方が無理に決まってます。

「ブログランキング」 「精神世界」



話を元に戻しますが、「道」が廃れ、「教」が蔓延していった結果・・・・・

人間は 『文化よりも文明』 を求め、『知恵よりも知識』 を重んじだした訳ですね。

「文明」とは、、、今ある力を試すこと。科学の力を集結させ、自分達の利便に則ってそれを全力で挑戦しようとする行為。あまり言いたくはないけど、原子力発電なんて良い例でしょうね。あれが日本人の文明の結晶なんですよね・・・・失敗も含めて。

「文化」とは、、、今まで培ってきた歴史の中から生まれた知恵や伝統。今の自分達、日本民族のベースとなってきたものでしょう。京都がなぜ日本の文化の町と呼ばれるかというと、ただ古いだけではありません。そこに生きる為の知恵が今なお色濃く残っているから。これはどこの場所でも田舎にいけば今も残っているものが多い。

『文明と文化』、どちらも失う事は出来ません。これはバランスの問題であって、本来は行きすぎる文明にブレーキをかけるのが文化の役目なんですけどね・・・・・・・・。


終戦によって奪われた多くの文化の欠如によって、今の日本が作られている訳です。自分が思うに、最後の日本の文化は「天皇制」でしょう。文化を失うとは歴史を失うという事。「歴史を知らない民族は滅びる」と言われている通り、今の日本は壊滅状態にあります。

あなたはどれだけご存じですか?

今の天皇家が125代続いていること。それは世界で日本だけだと言うこと。あのオバマさんでさえ、天皇陛下には最敬礼を取り、エリザベス女王さんだって天皇陛下と同席する時は上位を譲るんですよ(笑)未だに天皇陛下がアメリカに行く時はアメリカ大統領は最高儀礼のホワイトタイで出席します(大統領がこの出迎えをするのは世界に三人だけ。日本の天皇陛下とローマ法王、そしてエリザベス女王だけです)

そ、それを・・・・どこかのバカな国の議員は、あろうことか開会式に臨席される天皇陛下を衆参両院議員が整列して迎えた際に、陛下を携帯電話のカメラで撮影したり、天皇陛下が真夏の暑い中、モーニングを着ているのにも関わらず 「クールビスだから。」とノーネクタイで胸をはだけて出席したり、マスコミはマスコミで日本の事だけを考えてその為に生きて下さっている皇族を週刊誌のネタにしたり・・・・・・・・いかん、思い出しただけでもムカついて来たっ!まぁこのバカな国がどこの国かは説明しなくても分かるでしょうが・・・・・(泣)


「神道・天皇制」、これはどう頑張っても連合軍が壊せなかった二つの内の一つですね。(天皇陛下は神職のトップに立たれる御方です)戦争当時の「国家神道」の意味合いは今でも自分は賛成しかねます。(が、今はこれについては論ずる必要はないのでまた改めて)

あなたは、『明日から天皇となって生きて下さい』と言われて生きられますか?

はっきり言えば、たった一つの小さな祭りでさえ、神職の自分にとっては緊張とため息の出るような苦痛の連続です・・・肉体的にも精神的にも過酷な作業です(泣)「それが役目」と言ってしまえばそれまで。でも、それは何の為か?祭り=日本の神々様を崇め、喜ばせるのは何の為なのか・・・・それは”日本”を守る為に行っているのです。その生涯は”日本”の為に生き、”日本”ために平和を祈り、神々に捧げる祭祀を繰り返し、いつもニコニコとした笑顔を絶やさない人生・・・・・。外国から見れば、日本=天皇なんですよね。あなたはこのプレッシャーを背負えますか?文句の一つも言う事なく、黙々と続けて下さっている方が日本にはいらっしゃいます。それが、この国で唯一、名字を持っていない 『今上天皇』 と呼ばれる、日本の象徴の方です。そして、守り下さっている”日本”とは・・・・”日本民族”、言えば”国民”の事です。今の”私達”の事です。守られている人間達より、外から見ている外国の方々がその崇高さや姿勢の美しさ・価値を知ってて敬意を払ってくれているとは本当に皮肉なものです。その生き方や生き様は、多くの国の統治者・為政者のお手本だったり、尊敬されるものなんですよ。知らないのは、、、、知らされてないのは当の自分達だけ・・・・・・・・・・・・。

あの敬虔なクリスチャンで有名なGHQ総司令官のマッカーサーでさえ、キリスト教布教活動の決定打として「靖国神社焼却・解体」を実行に移す時、当時上智大学の院長だったブルノー・ビッテル神父に手紙を出し、その是非を問うています。その返事として、ビッテル神父の返答は以下の通りです。


自然の法に基づいて考えると、いかなる国家も、その国家のために死んだ人びとに対して、敬意をはらう権利と義務があるといえる。それは戦勝国か敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない。無名戦士の墓を想起すれば、以上のことは自然に理解できるはずである。もし靖国神社を焼き払ったとすれば、その行為は米軍の歴史にとって不名誉きわまる汚点となって残ることであろう。歴史はそのような行為を理解しないにちがいない。はっきりいって、靖国神社の焼却、廃止は米軍の占領政策と相容れない犯罪行為である。靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根元であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。我々は、信仰の自由が完全に認められ、神道、仏教、キリスト教、ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊をまつられるようにすることを、進言するものである。


・・・・・ありがたい・・・・・・・・「戦争反対!」にかこつけ、英霊を貶める現代の国民が居れば、良識を持って客観的に判断してくれた過去の外国の方もいらっしゃったんですね(泣)

この返事のお蔭で、日本の神道は守られ、日本の文化が残っていったと言っても過言ではありません。総司令官が敬虔なクリスチャンであった事、当時のビッテル神父が駐日ローマ法王代表・バチカン公使代理を兼ねていた事、この奇跡はやはり神業としか言いようがありません。

文化をないがしろにして、文明を優先させた民族が、どう今の生活に影響しているのか・・・・・・長くなったので、一度切りますね。


つづく。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
ブログランキングに参加しております。
村雲の自己満足ではありますがモチベーション維持の原動力になってます。

人気ブログランキング 占い・鑑定へ 精神世界ランキング にほんブログ村 その他趣味ブログ 鑑定へ

コメント:10

おがぴ 11-12-29 (木) 6:40

村雲さん
おはようございます。
おがぴです…

ちょっと 身につまされる…気持ちで読んでいました。
天皇誕生日一般参賀に行き 私も文明のもたらした携帯電話で写メを撮っておりました…。
村雲さんのおっしゃることは ごもっともなお話だと受け止めることが出来ます。
自己反省…。

忘れかけている気持ちを 今ここで 心に入れました。
朝一番…の教えに
感謝致します。
ありがとうございます。

みほっち 11-12-29 (木) 9:04

おはようございます。
大変失礼な話…
昔の私は天皇陛下ご一族を「ただニコニコ笑って手を振って夏には那須でテニスをしてる気楽な生活してる方々」と思い、それを同じ職場にいた神職の方に話し、怒られ諭されたことがあります。(ゴメンナサイ…)

今回の震災で天皇陛下と皇后様のお姿をテレビで拝見し、また戦後の日本の歴史について考えるきっかけがあり、今までの自分の無知さ加減に本当に恥ずかしく思いました。

ただ歴史をみる上で何が真実で虚実なのか…自分の中の審美眼、冷静な判断も今の私には必要…。
学ぶきっかけを与えてくださり、本当に感謝します。続きの更新楽しみに待っています。

ムナ 11-12-29 (木) 12:14

一言 そのとおりだと思います!

一言 11-12-31 (土) 0:14

ビッテル‘神父’がビッテル‘牧師’に途中で変わっています。‘神父’はカトリック、‘牧師’はプロテスタント。ローマ教皇と繋がる役職であるなら、‘神父’と表記するのが適切。‘神父’と‘牧師’を混同して表記するのは、ビッテル氏やキリスト教に対して失礼と思うが、異教徒に対して、役職名の違いは無頓着で構わない、と判断されての表記ですか?。

管理人 11-12-31 (土) 1:06

おがぴさん
あらあら・・・・・やっちゃいましたか(苦笑)お気持ちは解ります、、、、でも、この記事を読んでしまえばすでにおがぴさんは神道人、お互いに頑張りましょう!


みほっちさん
いぇいぇ、それを教えていない教育が悪いんだと思います。自分も知るまでは「象徴って・・・・・何??」レベルでしたよ。良き年末年始をお送りください~


ムナさん
ありがとうございます!来年からも頑張ります!


一言さん
すみません、そんなつもりはなかったのですが自分の認識不足でした。気に障られたら申しわございません、ご指摘のご教授ありがたく頂戴して感謝致します。ちょっと修正させて頂きますね~ありがとうございました!

エゼキエル 11-12-31 (土) 19:23

はじめまして。
3年前から読ませてもらっています。
初コメさせていただきます。

一言さん
>ビッテル氏やキリスト教に対して失礼と思うが、異教徒に対して、
>役職名の違いは無頓着で構わない、と判断されての表記ですか?。

私はカトリックですが、最後の2行はいいがかりだと思います。
神父と牧師を間違える人は多いですよ。
そんなに珍しいことでもないんですがねぇ。
貴方が左翼系(共産主義)の人ならわかりますが。

>ビッテル氏やキリスト教に対して失礼と思うが
彼の人柄を知る信徒たちに言わせると、神父はそんなくだらないことを
気にかけるような、そんなこすい人物ではないですよ。

あと、カトリック正義と平和協議会や大阪教区のような左翼化した組織は、
メッセル神父を反日のために歪曲して伝えている部分がありますね。
日本を愛していた彼の真意とは、逆に利用されていて残念です。

一言 12-01-16 (月) 2:19

【「エゼキエルさん」と、「日本文化を真剣に考えている人達」へ】エゼキエルさん、間違いを糺す事が下らない事ならば、警察も裁判所も刑務所も必要無い事になります。「間違った日本語」を使う人を、糺す事無く放っておきながら、日本の歴史や文化を語る事自体、おかしな事です。ビッテル氏は、「間違いを糺す事は必要無い」とは、考えていないと私は思います。恐らく、細かい事を言って、人がビッテル氏の言葉を聞く事から離れてしまう事の無い様に、大目に見ているのでしょう。だからといって、「間違いを知りながら、糺す事から逃げている」事を正当化する為に、私を、おかしな人間として扱う貴方は卑怯者です。間違っている人が多いのなら、教えてあげるのが、「親切」というものではありませんか?。それをビッテル氏が否定するとは思えませんが、貴方はどう思いますか?。今だに、「牧師」を「バチカン公使代理」と表記する、「間違った日本語を平気で使っている」管理人に、「日本文化」や「天皇」を語る資格があるとも思えません。「間違った日本語を放っておいて構わない」と主張されるエゼキエルさんも、「日本文化を蔑ろにする人物」の一人と自覚すべきです。「敬意を払う」とは、「『間違い』を『間違い』として糺す」事も、その要素に入っています。ビッテル氏が「大目に見ているから、それに甘えて構わない」とは、管理人もエゼキエルさんも、思うべきではないでしょう。長くなりましたが、このコメントは、エゼキエルさんに対しては勿論ですが、他の「日本文化を真剣に考えている人達」にも、きちんと自覚してもらう為に、必ず表示してください。

孫六 12-01-16 (月) 6:11

わたしは名指しで言われた者ではないが一言氏に老婆心から一言
間違いを正すことは悪いことではないが 正義や親切とは振りかざすものではない
あんたの言葉には愛と謙虚さがない 読んでて不快感さえ漂う
ならば残念だがあんたの言葉は誰の耳にも届くまいよ
真面目な人のようなのにもったいない

管理人 12-01-18 (水) 17:48

一言さん・エゼキエルさん
すみません、お二方より真摯なコメントを頂いておりますが、ブログ運営の判断より未承認にさせて頂きました。ご理解・ご了承下さい。

エゼキエル 12-01-19 (木) 6:36

管理人様。

おはようございます。
ご迷惑をおかけいたしました。

お手数をおかけいたしました。

コメント
Remember personal info

霊能者のつぶやきトップ > 教訓 > “文明”と”文化”について(なぜ今、神道なのか②)

サイト内検索
RSS

 RSSリーダーで購読する

霊能者のつぶやきモバイル
携帯からもご覧頂けます。
霊能者のつぶやきモバイルQRコード
Tool
フィードメーター - 福岡の霊感占い師のつぶやき|神様・守護霊様からの..

Meta
リンク
クリックで救える命がある。

このページのトップへ