Ｙ様への私信。

Ｙ様。

こんにちはさん。先日は自分の心ない勘違いをお許し下さい。Ｙさんのメール、数回読ませて頂きました。自分が理解不足の所があれば再度お教え下さいね。

さて自分が感じたままの事を文章にさせて頂きますので、語弊があるのが怖いのですが、Ｙさんの誠意は痛いほどよく解りますので、ここで書かせて頂きます。

自分が感じているのは・・・・・・「Ｙさんの捜し求めているものは結局は見つからない」・・・・・語弊を恐れず申せばそれが一番正しい表現になります。

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自分が思うＹさんは、繊細でどこかが苦しくなるほどか細く、そして反面、表面は男らしく感動屋さんで時々衝動的に良い方向も悪い方向も、突発的に走ってしまう。根が純粋で素直な所が多く、誠実さがある。甘んじて不完全燃焼の人生を続けるぐらいならすべてを賭けて挑戦したいという向上心が強い。人間的には自分の好きなタイプの人間です。



そんなご自身を、Ｙさんはよく理解してて、客観的に冷静に判断されてて、新しい生き方・新しい自分・新しい人生を模索しいている。その人柄は信頼するに値しますし、本来はそこまで考えつける人はそう多くはありません。しかし、それがとことん煮詰まって・・・・でも、焦らずとにかく一つ一つをと・・・・・。まぁ一言で言えば、Ｙさんが求めているものは言葉にすれば、「自分の本物の生き方を捜している」のではないでしょうか。

ただし、これは、、、冒頭で述べさせて頂いた様に、このままでは永遠に見つかりません。なぜならそれは、見つけるものではなく、教えて貰うものでもない。

これからも先に、「感じるもの」であり、「創っていくもの」だと自分は思うのです。

決してＹさんに対して、不快な想いやあなたの誠意に対して邪な感情を持っていない事だけは誓って言えます。あなたの今の状況からの、誠意と前に進もうとする心には畏敬の念さえ抱いています。ただ出来ることなら少し自分の話を聞いて下さい。自分も、それがたとえ自分の師匠だったとしても、あなたの願いに答えは与えられません。最初に言ったようにそれはそもそも、「与えられるもの」ではないからです。


Ｙさんが冷静に自分の現状や立場を理解され、分析された結果が今の考えと発言という事は良く理解できているつもりです。Ｙさんは「自分の本物の生き方を見つける」事を願い、そして自分やその他の媒体を使って 「きっかけ」 を捜そうとしていらっしゃる。

そして縁あって自分は京都でお会いさせて頂いた。

その時のＹさんの誠実で思い詰めた顔は今でも覚えていますよ。初対面の人間にストレートにご自身の願いを伝えてくれた勇気、今も忘れておりません。そんな姿をみて、自分は人間的にも何か全力でやれる事があればと感じました。たくさんお話もさせて頂きましたね。

そして神様から頂いた「筆書き」。

Ｙさんは感動し、涙を流された事を覚えています。あなたはそこに何を感じ、何を決意したのでしょう。それは神様からＹさんへの、Ｙさんの為だけの言葉です。どんなに長くなっても構いません。それをいつか（とりあえず出張が終わった後で（汗））お電話かメール、もしくは直接再度お会いしてお教え下さい。

それからいくつか自分にも質問があります。

・「自分の人生を突き進みたい想いと、対して具体的に積み上げる方法に欠けている現状の矛盾に」・・・・Ｙさんがどこに何を矛盾と感じているのかが、自分は理解出来ていません。自分は失礼ながら、答えありきで思い詰めている印象を感じているのですが、まずはこの矛盾を自分は正しく理解する必要があると思います。

・「それが結果的に霊能者になることなのであれば、方法は厭わない。」・・・・自分もそう思います。霊能者になることになる事もあれば、会社勤めになる事もあるでしょう。「具体的に積み上げる方法」に迷う前に、まずはご自身が持つ「いろいろな可能性を試す」ことは実行に移されているのでしょうか？ここが知りたいです。

・「まずはこの閉ざされた今を切り開くこと」・・・・閉ざしているのは誰の、どういう原因があると思われますか？


上記の三点の答えが知りたいです。

さて、ここからは少し砕けた話をさせて下さい。あまり丁寧語で文字を書いちゃうと何だか冷たい感じになりますのでまた違った語弊も生まれてくるかも？まずＹさんに理解して頂きたいのは、自分はある程度・・・・Ｙさんの想いや人柄を理解していると思います。まずここ。

メールに書いてくれていた様に、ゆっくりと少しずつ信頼を築いていけば良い。ただし、その築き方が少し性急だとは思われませんか？（笑）自分は年に一回か数回、また数年に一・二回しか連絡しない友人と呼べる相談者の方もたくさんいます。時々、メールを貰っては生存を確認し合ったり、電話を頂いたり。今回の様に機会がある度に来てくれたりと・・・・まぁ形はいろいろ、人それぞれです。

ただどんなに距離があっても、連絡が頻繁でなくても、信頼とか信用って築けるものじゃないですかね・・・・？いつか機会があれば、ぜひ勉強会に参加して頂きたいのですが、神道の「道」とは明確な意味合いがあります。それぞれの人間として、人生としての目標や目的が違っても一緒に歩けるのが「道」です。「教え」というものは他に存在します。

そして、どんなに離れていても、頻繁に会う事が出来なくても自分は相談者の方や友人とは、教えたり・教えて貰ったりの間柄。いつか、Ｙさんが自分と縁が切れても・・・・もしも、素敵な霊能者になる時は覚えておいて下さいね。

『人格』は磨かないといけませんが、霊能と人格は別物です。霊能だけに留まらず、能力は全般的にそうでしょうね。能力が水だとすると、人格は器です。器以上の水は器には入りません。この前お会いした、元陸上の選手の方が言ってました。「陸上のトレーニングとはただ忍耐しかない。」これは本来、どのスポーツも最終的にはそうなるでしょうね。そして、有り得ないのですが単純に能力があがるとする・・・・その時、その能力に勝手に人格をくっ付ける人はどの世界でも落ちていく。また能力＝人格だと錯覚した人も必ず消えていきます。

本当に霊能者になる・ならないにこだわりがないとするのならば、まずは器を大きくしておく、人格を磨くことなら無駄な一日はない。無駄な一日を過ごさなければ、そこには達成感と満足感が味わえる、、、なのでそこまで思い詰める事も本来は無くなるんですけどね。そして、人格を磨くに一番良い方法とは社会で生きている以上、やっぱり社会ですね。無駄な日を一日でも送って欲しくない・・・・・本気でそう想い、書かせて頂きました。

今のＹさんには、師であれ他の誰かを推薦しても同じ事ですよ。

まずは徹底して上記を理解して頂かないと、人はおろか神様からもきっかけは与えられない筈です。与えられても気づかない筈です。

そんな自分も１２年間、師の人柄に触れながら社会人として会社勤めも生きてきた訳ですから・・・・・・それは当たり前の話で決して威張ることではありませんが、まぁやっぱり学ぶ事はどちらも同じぐらい大切な事だったと思いますよ。師にも上司にも怒られっぱなしでしたが（笑）

長々となりましたが、今は多くの皆さんに迷惑を掛けない為にも自分が手を抜く事は許されません。外に出て、知らない人とお会いして、もちろん仕事としても少しでも期待にお応えできる自分でいたいしですね。その為、お返事はご本人のご了承を取ってブログでお答えさせて頂きました。誰かの目にとまって、少しは役に立ってくれたらありがたいのですが。

福岡で２～３年、ざらに会わない友人がいたら東京で年に数回会う奇妙な縁の人もいらっしゃいます（笑）また自分は距離が離れても、神様はいつも見て下さっていますので距離はあまり関係ないと思いますよ。


もうここまで来たんですから、せっかくの一度の人生、しっかり地に足を付けて一歩一歩確実に。自分の好きな、明治天皇の御製の一つです。

「身にあまる　重荷車を　ひきながら　いそがぬ牛は　つまづかずして」
重い荷物（想いや負担）を引く牛（人）は、歩みは遅いがその分つまづきが少なくもある。成功は焦らず、確実に歩みましょう

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