朝からブラリと桜井神社へ。
空気はキレイでいうことなし!気ままに足を運ばせていただくにはもってこい・・・いや、勿体ないぐらいの社。また、この社はいつも不思議なんですが・・・・・未だにわからないことが二つ。
『主祭神様』 の不思議ですね。
<櫻井神社 ご祭神>
神直日神(かむなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)
八十枉津日神(やそまがつひのかみ)
神直日神(かむなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)といえば・・・・・・なかなか表にでてこない、ある祝詞にも出てくる「宇宙神の化身の神」であり、表では「お清め」の神。
全国にある、『住吉神社』 が「お祓いの神」なれば、この神直日神(かむなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)、2柱の神は「お清めの神の代表」といっても過言ではありません。
天神の「警固(けご)神社」 に祀られている神様と同一神ですね(^^)
あわせて祀られているのが、
『八十枉津日神(やそまがつひのかみ)』
漢字表記では、
『八十禍津日神』 なんて書かれたりもする、、、、、まぁ、言葉は失礼ですが、禍(わざわい)や罪穢れの代表的な神。祝詞の中でも結構、その名は載せてあって、
「八十禍津日神から身を守り~」
なんて、ちょっと可哀想な感じの神様ですが( ;∀;)
まぁ、「罪や穢れ」そのものというより、それを「コントロールできる神」としても祀られていたりします。まったく逆の意味合いにはなりますが、どちらかは不明。
村雲的な解釈では、たとえ前者であっても、「清い、美しい神々」が多い中でなかなか個性的で、罪穢れそのものであろうが、それらをコントロールできられるのであろうが、どっちにしても最強じゃね・・・・・?的な、、、、、、どこか 『艮の金神』 をほうふつをさせる神様なのですね~
「清めの代表」と、「罪穢れの代表」。
この二柱の神様が同時に祀ってあるって、どうなんだろ?もちろん、世の中は陰と陽の二極化がメインであらわされているから、対比させるのならなんら問題はないのですが・・・・・・どちらかの力が上がれば、また片方も強くなるという、なかなか興味深い祀られ方です(*´Д`)
次に、「櫻井大神宮」と呼ばれるところ。
丁度、入口の鳥居は先に書いた「櫻井神社」の楼門の真正面に対峙する場所にございまして、そこから山手へ階段を登れば10分もかからない程度でたどり着きます。
”大神宮” と名がつくように、メインは「天照大御神」「豊受大御神」の二柱、、、、、、、
・・・・ところが、まったくこの二柱様の気配がしない(*´Д`)
ポイントは、見過ごしそうな入口の立て札にも書いてある通り、、、
『与止妃大明神様』
を祀ってあるところ、、、、、ですが、面白いことにこの姫神様は公式の、『櫻井大明神』『櫻井神社』 HPからもお名前が消されておりまする。。。。。
それもそのはず、「与止妃大明神(よどひめだいみょうじん)」とは、もうこちらには祀っていない・・・・という表向きの話でして、その昔、この神社の名称は 『與止姫(よどひめ)宮』 と呼ばれておりました。
「与止妃大明神」は、名前をかえて「淀姫」となれば、佐賀県に多く祀られている姫神様なんですけどね~
ある神祭では、
「そこに、木花咲耶姫と磐長姫があわさった、”コケムス姫様”がくだられる」
「そこには、昔生きておった卑弥呼と呼ばれし者が祀ってあって・・・・」
「そこには、豊玉姫様が名をかえて・・・・・・」
なんて、神様によって、神祭の内容によっていろーーーんな、姫神様に変わってしまうという、、、、、、
なんと言うか、未だに馴染めない、しっくりこない社なんですよね。管理人にとっては(*´Д`)
まぁ、そんなこんなを含めて、すべてが好きな社です!いろんな想い出も多いし。行けばかならず何かがあるし!(爆)
美しい楼門の入り口、向かって右手にある「猿田彦様」が祀ってある社なんか、ほんとうに迫力があります。藤崎にご鎮座されている、「猿田彦神社」とはまったく雰囲気が違いますよね、、、、、、
「・・・あれ?なんか怒ってませんよね・・・・?あ。これがいつもの雰囲気なんですかねぇ・・・・??」
なんて、恐る恐るうかがってしまいたくなるような、「超本気モード」の猿田彦さまに毎回、お逢いできる空気感です(*ノωノ)
この、村雲的「二つの不思議」を併せもつ神社、櫻井(桜井)神社。
「祓い清め」と、「罪穢れ」のツートップの神様が祀られており。その中心には、この国を代表する「天照様・豊受様」の名がかぶせられていますが、それでも完全に消されない謎の存在感を放つ姫神様が祀られており。
その不思議な魅力、、、、といえば、神々様に失礼とは思いますが、社そのものの存在感をふくめ管理人を魅了してやまない糸島の代表的な社のひとつです!
そして、、、、、、
ジトッと、雨で濡れた紅葉が地味に美しかったりする社。
やっぱり好きだなぁ~桜井神社(´▽`*)
天よりかざされる幼児の手のようなもみじ葉を眺めみて、すかしてのぞき見、美しきものなりと心動かす気持ちあれば。また天のめぐみの雨によって地に落ち、ひとびとの足の下に敷かれるもみじ葉の濡れし美しさに心魅かれることあれば。おのれの立場、また足元をしっかりと見据え、それがいかに大切なことかと知ることも多かろうと思います。若き血気さかんな青年も、いつの間にか白髪も生えてまいりまして、いつの間にやらもみじのような手を握りしめられともに歩数をかぞえながら我にあがってくる姿。ようこそ参られました。 ご神名無し
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コメント:6
- 金シャチ 16-10-03 (月) 1:01
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こんばんは
すごい!
何か、すごい!
ほのぼのと温かいですね・・・これだけでは無さそうですが・・
台風がやって来そうです、大事にならぬ様に
災害が起きません様に
罪穢れが浄められるのかなぁ?
人間の所業を神々様は お怒りかもしれませんが
天災で難儀をしている人々が沢山おられます。
どうぞ、大きな災害になりませんように
大難は小難に 小難は無難に・・・お願いいたします。
おやすみなさい - まこ 16-10-05 (水) 19:54
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いつも、泣いたり笑ったりしながら読ませていただいています。
櫻井神社は思い出深い神社です。
バスにゆられてたどり着いたら、あいにくのどしゃ降りで、さらに、雨のせいで薄暗くなった本殿の真裏の「岩戸宮」が怖くて怖くて足がすくみ…。
「私、なんか、あかんのかなぁ」と、心が折れたまま、最後に気づいて猿田彦様にお参りした途端、さっと雨があがってお日様がでたのです。
同時に、私の心にもようやく光が差し込んできました。
このジェットコースターみたいな、上がったり下がったり感が、忘れられません。
と、まぁ、こんな感じで、珍道中でした。
だけど、とても心引かれる神社で、福岡に行く際は、是非もう一お参りしたいです。 - 通りすがり 16-10-06 (木) 2:34
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こんばんは。いつも読ませていただいてます。
読んでいてふと思ったのですが、与止姫大明神のよどっていうのは、よどみっていう意味なんですかね?なんか荘考えると、色んな神様を孕んでいる、よどみから生み出すことのできる神様って気がして、ああなるほどなあと勝手に心の中で納得してしまったんですが・・・。
まあ素人ですので詳しい事情は分かりかねるんですが・・・。初めて聞く神様だったので、気になってコメントしました。 - さくらんぼ 16-10-12 (水) 9:29
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こんにちは
お元気そうで何よりです
ご神名なしの御言葉、厳しさのなかに温かさ
親子の姿にうるっとします
どちらのもみじも御大切に - 瀬川 16-10-23 (日) 16:46
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村雲さん、お久し振りです
こちらの方には、出張鑑定
いらっしゃる予定はありますか~?
なんか、12月が見えてくると、出張鑑定な気がしてしまいます
糸島、一回行きたいです❗ - 管理人 16-11-19 (土) 23:27
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金シャチさん
こんばんは、金シャチさん!神様はみな、優しくてすごくて温かい・・・・・時間は確実に進んでいることだけは、嫌がおうでも感じれる今日この頃です(;・∀・)
まこさん
ぜひぜひ、いつでもいらっしゃいいい~福岡は山も海も町も、なかなか熱いところですよ!食べ物もおいしいですしね(;´∀`)
通りすがりさん
その解釈もあり!なんじゃないですかね(^^♪ 日本の神々様は、そこが良いところなんでしょうがいろんな神様と複合していて、なにがなんだかさっぱり。だいたい、天の沼矛から落ちた、一滴の雫から国が生まれるぐらいだから、なんでもありでしょ( *´艸`)
さくらんぼさん
お元気してますか~?畑仕事は順調ですか?(笑)東京では大変、大変、お世話になりました!こっちは元気です!いつかご夫婦で福岡に遊びにきてくださいね~待ってますよぉ~!!!
瀬川さん
こんばんは!出張はね、しばらくないんだよぉ~(:_;) 自分も、寒くなったり暑くなったら東京を思い出します(笑)ついでに、鑑定の合間にコンビニ行った帰りに、マンションの下で時間がくるのを待ってる瀬川さんの姿を思い出します(笑)